安倍総理は、正月早々また海外に行かれるということで、それは大事なことだと思います。
ただ、日本外交にとっての大事な3本柱、日米、日中、日韓、このいずれも心もとないところがあります。
むしろ日中と日韓は最悪と言ってもいいような状況かもしれません。
私は、12月22日から24日まで、韓国に行ってきました。旧知の与野党の政治家らを訪ねて、この状況を
何とかしなくてはいけないということを議論してきました。
これからアジアの時代と言われるなかで、このアジアを引っ張るのは民主国家である日本と韓国です。この
2つの経済的に大きな国が、アジアを引っ張っていかなければなりません。そこは一致しますが、個々の問題
ではお互い言い分があり、これを何とかしなければなりません。
そういうことをお互いに言い合って、「無条件でもとにかく首脳会談を早くやるべきだ」と申し上げて、
日本に帰ってきました。
それから数日後に総理が靖国神社に行かれました。総理大臣の靖国参拝は、議論が分かれるところです。
私は、予算委員会で是非安倍さんと議論したいと思っていますが、少なくとも言えることは、日韓関係や
日中関係を何とかしようという関係者の努力をゼロに戻してしまったことは間違いありません。
実は、この問題で私が一番気になるのがアメリカの反応です。
皆さんご存知のように、私はアメリカから評判の悪かった鳩山政権で外務大臣を務めました。クリントン
長官はじめ国務省から、「懸念している」、「心配している」と時々言われました。しかし、「失望している」
と言われた記憶はありません。
同盟国に対して「失望している」と言うのは最大限の警告です。そういう言葉がなぜこの場面(安倍総理の
靖国神社参拝)で使われたかということは、我々も分からなければいけないと思います。
日米関係、日中関係、日韓関係を少しでも前向きにすることがこの1年の大きな課題で、日本の将来に関わる
ことだと思います。(以下略)
岡田克也 2014年01月06日 16:30
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