★<中国・百度>無償入力ソフト 福島県の個人情報流出か
・福島県は27日、職員に貸与しているパソコン10台に、中国のインターネット検索最大手
「百度(バイドゥ)」が無償提供する日本語入力ソフト「バイドゥIME」がインストールされ、
同社のサーバーにデータが自動送信されていたと発表した。うち4台は個人情報を扱っており、
外部に流出した可能性があるという。県によると、自治体の被害が明らかになったのは
初めてとみられる。
県によると、このソフトが入ったパソコンで文字を漢字変換した際、無断で日本国内にある
同社のサーバーへ送信されるとの報道を受け、同日に調査を開始。インターネットに
接続されている県のパソコン約8000台の通信記録を昨年5月までさかのぼって調べると、
10台から同社のサーバーにデータが自動送信されていた。送信された内容は暗号化
されているため不明だが、うち4台は県立職業訓練校に在籍している生徒の氏名や住所、
理容店への立ち入り検査結果などの個人情報を扱っていた。
県の聞き取りでは、10台のパソコンを使っていた職員が「ソフトに身に覚えがない」と
話していることから、別の製品をネットからダウンロードする際に「バイドゥIME」も一緒に
インストールされたとみられる。県は10台のパソコンからこのソフトを削除し、注意喚起
するとともに、来年1月上旬、同社のサーバーに接続できなくする仕組みを構築する。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131227-00000079-mai-soci