★ブラック企業の見分け方 かなり出来がいいガイドありと識者
今年の流行語大賞から漏れはしたが、「ブラック企業」ほど今年浸透した言葉もないだろう。
しかしその定義となると案外難しい。コラムニストのオバタカズユキ氏が考察する。
学者や弁護士などによる「ブラック企業対策プロジェクト」という任意団体が、『ブラック企業の
見分け方〜大学生向けガイド〜』を作成したのだ。A4計64ページからなる冊子で、その出来がかなりいい。
しかも定価0円で、PDFファイルのダウンロードが自由なのだ。
冊子は、このウェブマガジンでもおなじみの常見陽平氏の「求人広告から見分ける――気をつけておきたい
ブラック企業の兆候」から始まる。
常見氏によれば、例えば、就職ナビの求人広告で「社長の経歴の誇張」をしている企業には気をつけろとのこと。
〇〇社在籍中に全国トップのセールスをあげて、といった調子でプロフィールがやたらに濃い社長紹介のことだ。
もし貴社の求人広告がそうなっていたら、「自粛」したほうがいいだろう。私の経験則から言うと、社長の人物像が
まったく見えない求人の場合もヤバい会社であることが多い。逆にドカーンと社長の写真が掲載されているケースも
ヤバめ。何事もほどほどがいいのだ。
また、常見氏は、根拠なく「感動」「成長」「夢」という言葉を並べている広告に注意を呼びかけている。これは
ベンチャー系で非常に多い。それしか売りがないのか、という疑念が浮かぶパターンだ。業務内容がしっかり説明
されていればいいのだが、感動している若手社員の写真で埋め尽くされているような採用広告はブラック警報だろう。
心当たりのある会社の担当者は、即刻、写真をはがしたほうがいい。で、レトリックやグラフィックに頼らない、
事実としての貴社の仕事の魅力を伝えていただきたい。(抜粋。長いので全文はソースで)
http://www.news-postseven.com/archives/20131215_232037.html