【東海新報】 「国家と国民の安全を担保するためには国家にも秘密があって当然であり、その保護のための手段は不可欠である」

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1有明省吾 ◆BAKA3V.XYI @有明省吾ρφ ★
★世迷言☆★☆★2013年12月08日付

「特定秘密保護法」が参院でも可決されて成立した。昨日の新聞を見ると、これによって暗黒の時代に逆戻りするような書き方だが、
成立した以上その運用をきちんと監視していくのがメディアの使命というものだろう
▼同法案に対して「治安維持法の再来だ」というような報道が連日のように繰り返され、国民の間にも重苦しい空気が醸成されていくのは、
この法案がどのような意味を持つのか中味をよく知らないまま、報道が突きつける疑問点の方だけを信じるからだろう
▼しかし民主的な選挙によって選ばれた政権が国民の不利になるような方向を選択するだろうか?
少なくとも小欄は国家と国民の安全を担保するためには国家にも秘密があって当然であり、その保護のための手段は不可欠であることを素直に認めたい
▼どのような国もその点においては同様の法を定め、最高機密はもちろん防衛、外交など重要な秘密が漏洩しないように万全の対策を講じている。
民主党が先頭にたって同法案に反対したのは尖閣ビデオを流出させた保安官を守秘義務違反で退官まで追いやった前非≠悔いたせいにしても、
国を守るとはどういうことか弁えぬではあるまい
▼作家の塩野七生さんが日経のインタビューで「近隣とは常に問題があり、摩擦が起きないという方がおかしい」と語っているが、
だからこそ防衛と外交には確固たる信念と不屈の姿勢が大切であり、
なんでも開けっぴろげにすれば相手は理解してくれると思うような錯覚からそろそろ卒業する頃だろう。

東海新報
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