★スマートフォンのハードとソフトは分離する:米ガートナーアナリスト予測
田中好伸 (編集部) 吉澤亨史 2013年11月27日 11時30分
現在、企業で活用するクライアント端末は大きな変化の中にある。スマートフォンやタブレットといった
スマートデバイスの普及から、必ずしも、これまでのPCではなくても、業務を回せることに誰もが気付き始めた。
そうした潮流の中で、喫緊の課題として「Windows XP」のサポートが来年4月に終了することが挙げられる。
こうした事実から、企業はクライアント端末の在り方を問われるている。Windows XPの後継である「Windows 7」
「Windows 8」をOSにして、ファットクライアントであるPCを使い続けるのか? それとも、クライアントの機能を
サーバに仮想化して、シンクライアントから使うという仕組みを取るのか? PCは使い続けるにしても、
スマートデバイスを併用するのか?
クライアント端末の在り方を考えるのは、それを使うエンドユーザーにどういう働き方をしてもらいたいのかを
考えることに直結する。ワークライフバランスという視点で考えると、在宅勤務という形態も考慮する必要が出てくる。
さらには、この1〜2年で注目される、私物端末の業務利用(BYOD)もあり、クライアント端末の在り方について
、IT部門が考慮すべき事柄が尽きることはない。
10月にガートナー ジャパンが開催したイベント「Gartner Symposium/ITxpo 2013」で、米Gartnerの最上級アナリストで
あるKen Dulaney氏(リサーチ部門バイスプレジデント)は、「大企業の9割がWindows 8をパスする」という大胆な予測を
明らかにしている。そのDulaney氏に、スマートフォンを中心にクライアント端末を取り巻く環境の変化を聞いた。
同氏はBYODについて「サポートを減らしたいために許可している」と背景を説明した。(以下略)
http://japan.zdnet.com/mobile/analysis/35040505/