★ イラン核開発 EU高官「合意近い」
イランの核開発問題を巡る協議について、欧米など関係6か国の調整役を務めるEU=ヨーロッパ連合の
高官は「あらゆる分野で溝は埋まってきている」と述べ、合意が近いという認識を示しました。
今週再開される協議で、合意に向けてどこまで前進するか注目されています。
イランの核開発問題を巡るイランと欧米など関係6か国の協議は、今月7日からスイスのジュネーブで開かれ、
途中からアメリカのケリー国務長官ら各国の閣僚が出席して詰めの交渉を行いました。
3日間にわたった協議では合意には至りませんでしたが、6か国側の調整役を務めるEUの高官は、
双方が向こう半年間とる第1段階の措置を巡って「核心に関わる部分を含め、あらゆる分野で溝は
埋まってきている」と述べ、合意が近いという認識を示しました。
ただ、この高官は、核兵器の開発につながる高濃縮ウランの製造の停止や生産設備の規模の
縮小など、6か国側がイランに求めている措置の実行をどう検証していくかなど、技術的な問題は
まだ多く残っているとしています。
協議は、今月20日から3日間ジュネーブで行われる予定で、イラン側も合意は近いという認識を
示していて、合意に向け、どこまで前進するか注目されています。
NHK
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20131118/t10013129691000.html