【政治】筆坂秀世氏…「護憲」を売り物にする共産党が山本太郎氏を擁護する不思議。反原発派だからと批判しないのは、一貫性を欠く

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1ハンナ・もろきみ・アーレントφ ★
ソース(JBPress、筆坂秀世氏) http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/39160

 10月31日、赤坂御苑で行われた園遊会で山本太郎参議院議員が、天皇に手紙を手渡すという前代未聞の出来事が起こった。

 『週刊新潮』(11月14日号)によると、山本議員は、園遊会直後の会見で手紙の中身ついて、次のように説明したそうだ。

 「現状をお伝えするという内容ですね。例えば今、子どもたちの被曝、この先、進んでいくと本当に健康被害がたくさん出てしまうと
いうことですね。それだけでなく、食品の安全基準という部分でもすごく危険な部分があるんです。という話だとか、あとやっぱり、
原発の収束作業員ですね」

 「被曝労働者、収束作業に関わっている人たちが、最初、東電というところに8万円の労賃が入るんですが、結局、最下層の下請け
からお金をもらう人たちは、数千円しかもらえていないと。高線量エリアで命を懸けて労働してくれている方々は常に切り捨てられて
いる存在であります。というような現状を書いたという覚えがあります」

■マスコミに政治利用にされたと反論

 同誌によると、「手紙には、陛下への“メッセージ”が書かれていたと聞いています。“天皇陛下のお力で日本の全原発を廃炉にして
ください”との主張が記されていた」(宮内庁関係者)という。

 これが事実なら、天皇に原発廃炉という政治的行動を要請したということになる。

 憲法第4条は、「天皇は、この憲法の定める国事に関する行為のみを行ひ、国政に関する権能を有しない」と定めている。国政に
関する権能を持たない天皇に、国政に関与することを求めたのが山本議員の手紙なのである。この重大さをまったく理解していない。

 山本議員は、参院議院運営委員会の岩城光英委員長から事情聴取されたのに対し、「『政治利用との意識はあるのか』ということ
だったが、政治利用もなにも僕は直接陛下にお手紙を渡して、僕と陛下とその周りの方々しか分からないことだと思っていたが、
このようにマスコミが騒ぐことによって、政治利用にされてしまうということだ」と語ったという。

>>2以降に続く)