【社会】3150円お子様ランチの「和牛」は豪産成形肉…近鉄系旅館の「奈良万葉若草の宿三笠」

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1 ◆CHURa/Os2M @ちゅら猫ρ ★
★3150円お子様ランチの「和牛」は豪産成形肉

近鉄系旅館の「奈良万葉若草の宿三笠」(奈良市)は3日、メニューに「和牛」と表示していた料理に
豪州産牛の成形肉を用いていたことを明らかにし、利用者らに謝罪した。

この成形肉には、アレルギー症状を引き起こす乳や小麦、大豆が含まれていたがメニューには記していなかった。

運営会社の近鉄旅館システムズ(同市)は10月31日に「三笠」などのメニューに虚偽表示があったと発表。
「三笠」では、これまでに料理12品目で虚偽表示があったことが明らかになっていた。

偽装とアレルギー物質の不表示は、同社常務の川越吉晃・三笠総支配人が3日、報道陣に明らかにした。
川越総支配人は、調理師らがこの事実を知っていたことも認め、「食材偽装だと言われても仕方ない」と述べた。

同総支配人によると、この成形肉は9月から「和牛」と追記された会席料理(6300円)の一品・朴葉ほおば焼きと、
10月から提供を始めたお子様ランチ「バンビ御膳」(3150円)の「和牛ステーキ」に使われ、
この間、それぞれ64人と32人に提供された。

三笠が仕入れていた成形肉の段ボール箱には、名刺大の商品説明用シールが貼られ、原材料に乳などを含むことが明記されていた。

川越総支配人は、「調理担当の8人のうち(新任の)料理長以外は成形肉だと知っていた」と説明し、
「客には『成形肉』とは言わずに予約段階でアレルギーの有無を聞き、該当者には(高価な)伊賀牛に変更したこともあった。
アレルギーを発症した人はいない」と釈明した。

(2013年11月4日10時42分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20131104-OYT1T00018.htm