【経済】TPP交渉、関税撤廃95%提示へ ワイン・チョコレート・革製品も

このエントリーをはてなブックマークに追加
10名無しさん@13周年
>>1の残りの文章及び表
http://www.nikkei.com/content/pic/20131102/96958A9C93819481E2E3E2E6918DE2E3E3E3E0E2E3E19F9FEAE2E2E2-DSXBZO6202455002112013I00001-PB1-9.jpg

 日本の貿易品目は全部で9018ある。政府はTPP交渉で約450品目の関税を維持する方向で調整している。

 関税をなくす時期は即時、3年、5年、10年、超長期(10年超)に分ける。関税は残すが、今よりも引き下げる品目も提示する。

 政府はコメ、麦、砂糖、乳製品、牛・豚肉の5項目を関税を守る「聖域」に位置付けてきた。5項目の品目は全部で586で、すべての品目の関税を維持しても自由化率は93.5%にとどまる。

 一方、交渉に参加する11カ国は95%以上をすでに提示。カナダやニュージーランドなどは「日本の関税撤廃案は低すぎる」と批判していた。

 他の国と水準を合わせるため、政府は5項目からも関税をなくす品目を選ぶ。

 国内産業への影響や輸入実績などを検証し、チョコレート菓子やクッキー、牛タンや加工用のコメなどの関税をなくす方針。

 5項目以外でもワインや日本酒、皮革製品の一部の関税もなくす方向で検討に入った。塩やたばこの関税を撤廃する案も浮上している。

 日本が輸入するワインには価格の15%か、1リットルあたり125円のいずれかの関税をかけている。

 チョコレート菓子の輸入関税は10%、クッキーは13〜20.4%、なめした毛皮は15〜20%。

 ワインはチリとの経済連携協定で段階的に関税をなくす予定で、TPPでも同じようにする方向。

 チョコレート菓子やクッキーは国内需要に占める輸入品比率が1割程度と小さい

 「海外製品の関税を無くしても影響は限られる」(交渉筋)とみる。