【社会】差別はネットの娯楽なのか…在特会擁護の竹田恒泰氏発言、この社会には「在日特権というデマ」を信じたい人がずっと存在する★2

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11諸星カーくんφ ★
>>1の続き)

 「私はこれまで『在日は日本の宝』といい続けてきた」という言葉も、むなしく映る。「I have a black friend」と例えられるが、それが差別
をしていない理由にならないし、在特会の会員や差別者などはよく、「自分には在日の知人・友人がいる」と話す。事実かどうかが問題
ではなく、その言葉は自身の持つ差別を誤魔化し、正当化するために過ぎないものであることは明らかだ。都合のいい時だけ「宝」にされ、
持ち上げられるのも、変な話だと思う。

 また、竹田氏の発言に怒るのは、その発言が今後何を生み、育てるのかを経験上嫌と云うほど知っているからだ。差別と憎悪は、
いつだって一番弱いものへと向かう。京都朝鮮学校の襲撃事件の判決が下って安堵したのもつかの間、大阪ではある朝鮮学校への
嫌がらせ事件が発生した。

 さらにこの放送を受けて、次に何が起こるのだろうかと不安に震える。何かが起こった時、差別を煽った張本人らが知らん顔を決め込む
ことも、また分かり切っている。

 在日特権がただのデマにしか過ぎないということはずっと以前から暴かれており、代表的なのが「ホンマかいな在日特権?」と題された
このブログ http://blog.goo.ne.jp/mpac だ。

 このブログは、在特会が振りまく在日特権というデマが拡散されていくことに危惧を抱いたある人が2007年2月から始めた。そして、
今も継続し更新されている。

 この社会には6年以上前から「在日特権というデマ」を信じたい人がずっと存在すること、それはこの社会が関東大震災の時から全く
変わっていないということでもある。もしかしたらそれが一番怖いことなのかもしれない。

 「在特会の街宣は人種差別」と京都地裁に断じられた。その在特会の行為を擁護した竹田氏、それをそのまま放送した「たかじんの
そこまで言って委員会」を制作した読売テレビは、今回の発言についてどう対応するのだろうか。

 京都地方裁判所は判決で、ブレノこと松本修一氏が撮影した映像が果たした役割と、その責任についても言及した。差別行為を映像で
公開し、拡散したことも、また差別であり罪だ。

(さらに続きます)