【話題】宮城谷昌光さん 12年がかり「三国志」完結
1 :
非常勤φ ★:
三国時代の本当の姿がここにある。宮城谷昌光さん(68)が12年がかりで完結させた
中国歴史小説『三国志』(文芸春秋、全12巻)は、そう思える渾身こんしんの大作だ。
広大な大陸を舞台に後漢中期から三国時代の終焉しゅうえんまで、約160年の
長大な時間と向き合うことで何が見えてきたのか。
「演義」排し正史に立ち戻る
「書き終えた後も多忙で感慨にふける暇はなかった。ただ、体は疲れを知っているらしく、
両腕に痛みがでました」。自身一番の大作を終えて、そう息をつく。
乱世に現れた劉備りゅうび、関羽かんう、張飛ちょうひの義兄弟が、諸葛孔明しょかつこうめいという
名軍師を得て、曹操そうそう、孫権そんけんらと覇を争う三国志。その一般的イメージは、
後世に小説化された「三国志演義」によるが、諸葛孔明の天才ぶりや曹操の悪役像など、
勧善懲悪的な誇張や虚構も多い。
「怪力の張飛が1人で何万人も撃退したりする作り話の爽快さが『演義』にはある。けれど、
私は1人で3人を相手にするありのままの人間のほうが素晴らしいと思う」。そう考えて正史
「三国志」など歴史書をベースに時代の実像に近づくことをめざし、「演義」の始まりから
約70年さかのぼった曹操の祖父の時代から書き起こした。ただ、常に正史に立ち戻る書き方は、
「飛ぼうとする空想の翼を押さえ地面から離れないように進むようなもので、難しさも感じた」ともいう。
イカソース
http://www.yomiuri.co.jp/book/news/20131008-OYT8T00519.htm
てことは、曹操がヒーローとして描かれているのか
なら買おうかな
北方三国志より面白いの?
4 :
名無しさん@13周年:2013/10/14(月) 19:29:12.63 ID:ilNFyMVV0
孔明の知力100に文句を言いたい中国のゲーマーは少なくないとか
へぇ 読もうかな
正史ベースとは珍しいな
>>3 北方よりは面白いが、吉川よりも面白くないって印象。
宮城谷も北方も好きだけど。
8 :
名無しさん@13周年:2013/10/14(月) 19:31:42.82 ID:Zvc8x7HoO
昔、ファンタジー書いてたよね
10 :
名無しさん@13周年:2013/10/14(月) 19:32:48.36 ID:/+saRHTR0
三国志の小説っていろいろあるけど、一番どろどろしてて権力闘争、陰謀が渦巻いてるものってどれ?
北方版は陰謀よりも英雄豪傑の活躍に焦点を当ててるイメージ
忠臣蔵を吉良上野介側から見ると
ただの逆恨み事件。
アニメ化したら見る
いままで宮城谷氏の作品呼んでない人には辛いかも
1巻なんかは後漢の乱れていくさまや宮廷闘争などを
史書をもとに解説していく歴史解説書っぽい感じ
そういうのが好きなら是非試してみて
15 :
名無しさん@13周年:2013/10/14(月) 19:36:09.23 ID:8OnsUxoW0
>>1 えっ?じゃあ柴を集めて火計が効かないって事じゃん!!
立間祥介訳の三国志は良いと思う。なんていうか文章からの雰囲気が良い
1巻から買い揃えてえ、年に1回楽しみにしてたので、読み手としても格別の思いがある。
格調はいままでで一番高い物語。だからといって面白いかは別。
ただ俺には面白かったわ。北方と比べるのは双方にとって不幸。
18 :
名無しさん@13周年:2013/10/14(月) 19:36:56.10 ID:Xy4FGSUyO
じゃあ赤兎馬もいないのか…
宮城谷さん三国志書いてたのか知らんかった
年末年始に一気読みしよう
・前振りが本編
・後半gdgdになる
・主人公は爽やか
特徴としてはこんなところか?
貴重な中国史小説作家ではあるが、面白いかと言われると・・・。
>>14 文章に引っかかるところがないから、初めてでもつらくないと思うけどなあ。
まあ正史も魏主人公補正が掛かっているんですけどねw
なんだ。これは演義じゃないんだね
第一巻から富豪が冤罪で獄死して、財産を奪われる話
>>12 最初は本当に近い話が客に受けないので吉良を悪い人に仕立てたら大ヒット御礼現在に至る。
所詮娯楽なので娯楽として扱うべきですね。
>>9 まぁ、殷の 伊尹とか史実ベースとは言えんファンタジーだよな。
でも新鮮だし面白かった。
徳川モノを二シリーズとかやってたけど、やっぱり春秋戦国期のが良かった。
今でも重耳が一番好きだな。
27 :
名無しさん@13周年:2013/10/14(月) 19:41:33.68 ID:+6dFoa3O0
挿絵がどうなのかな。やはり、横山光輝かな。
28 :
名無しさん@13周年:2013/10/14(月) 19:42:23.89 ID:zoz/TwKq0
で、三国志の覇者は誰なのよ?
一巻が曹操のじいさんの話でびっくりした
30 :
名無しさん@13周年:2013/10/14(月) 19:43:52.02 ID:byUPxE2X0
演義じゃないから
派手な演出は、ないと思っていたが
赤壁の前のあたりの趙雲だけは
すごくかっこよかた
その辺作者はどういった
思いがあったんだろう?
ってことは趙雲は実は女で、趙雲と呂布の間に生まれた子が関平ってこと?
2chねらって三国志と日本の戦国時代に詳しい奴が多くてキモい
>>7 吉川三國志なんて、
儒教道徳で腐った明代中国人の朱儒のルサンチマンに満ちて反吐がでるわ。
吉川三国志は大好きで何十回も読みふけったが、
宮城谷氏の小説は一度も読んだこと無い私でも大丈夫かな?
演技と正史の違いについてはもちろん理解しているつもり。
宮城谷で面白いのは太公望、重耳、楽毅かな。他のも悪くないけど。
宮城谷さんまだ68じゃねーか。連載中に先に寿命が・・・とかいってる人もいたけど結構若い。
一方、病弱とも聞く岩明均のヒストリエは完結するんだろか。
演義:肉屋
史実:肉屋
三国志以後を書いて欲しいな
晋から五胡十六国、南北朝から随まで
田中芳樹氏のチームが書いてるけど
短期間ぶつ切りで通しの作品とないじゃん
39 :
村井 ◆4.NMMMMMMM :2013/10/14(月) 19:48:36.16 ID:yCwFSpTf0
三国志っていろいろアニメやらゲームやらあるから完結したかどうかわからへん
40 :
名無しさん@13周年:2013/10/14(月) 19:48:42.89 ID:/+saRHTR0
>>32 コーエーのおかげだろうな
あと、意外と権力欲が強いのかもな
三浦建太郎に謝れ!
>>33 それを楽しめよ。
ていうかID被ってるwww
私は
>>7,35です。
>>29 大宦官だな。
あの爺さんなくして曹操はなかったのは確かだ
あの爺さんの蓄えた遺産と人脈で旗揚げしたから
それからの三国志と後三国志でいい
まー1人で3人相手に立ち回るだけでも十分強いからな
リアルでいいよ
まあもっとも、史料の少ない春秋戦国の人物を膨らませて長々と描いたんだから、グダりもするわな。
重耳とか孟夏の太陽とかはさすがに面白い。
>>32 オッサン世代ー三国志・信長の野望シリーズ 司馬遼太郎
若い世代ー戦国無双・三國無双 蒼天航路
このおかげ
草原の風と湖底の城が好き
ちょうじとアンシとがっきは読んだかな
カンちゅう?も読んだか
こいつの長編は例外無く糞つまらんw
面白かったのは受賞した短編くらいだな
しかしリアル重視で書くと華がなくてつまんないとか言われてしまうんだ罠
まあ、大昔やってた人形劇見るぐらいでいいのかも・・
53 :
名無しさん@13周年:2013/10/14(月) 19:55:19.55 ID:byUPxE2X0
司馬遼太郎?
>>46 しかもそういう資料は中国語ばかりだからなおさら大変なんじゃないか?
三国志にしても正史が短い分、注釈書に頼るしかないけどそういうのは日本語訳されていない
漢文だったり中国人の学者の研究書だったりするから
旗揚げ初期で曹操が大変な頃もちゃんと書いてるから面白かった
56 :
名無しさん@13周年:2013/10/14(月) 19:57:49.84 ID:uae950Mq0
古代中国の小説を書きたい
↓
資料を集めようとしたが日本語の資料がほとんどない
↓
中国本土の資料も少なく、なんと当時の書物(竹簡)を自力で解読しなければならない
↓
【自力で解読しました。甲骨文字も読めます。これで小説書ける!】
こんな感じの人だからな
古代中国モノは抜群に面白い
ただその資料探しへの執念があだになって、日本史モノはやたら資料説明を挟んで来るから面白くないんだが
おっさんだが…
×司馬遼太郎
○吉川英治
だろ? 三国志は。
三国志なんか手垢が付き過ぎて新しく書く必要ないだろ
>>53 上のレスは「項羽と劉邦」と混同してるなw
60 :
名無しさん@13周年:2013/10/14(月) 20:01:41.11 ID:LUjMZDBd0
吉川三国志つーか、横山三国志から入ったから
あれが普通だと思ってた
北方の水滸伝読んでたら、頭がいたくなってきた記憶がある
>>49 「湖底の城」はちょっと楽しみだけど、伍子胥がちょっとスーパーマンすぎる
気が。「草原の風」はいかにも尻切れトンボ。
「孟嘗君」の風洪(白圭)さんとか「晏子」のお父ちゃんとか、主人公以外が
活躍する話が面白い気がしないでもない。
というか曹操が活動し始めるまで長すぎだろw
曹操のじいさんのころの外戚の専横とか宦官の跋扈とかから書いてるし
>>35 樂毅と孟嘗君かな、孟嘗君は半分白圭だけど
後漢王朝の腐りっぷりが読んでて面白かったな。
66 :
名無しさん@13周年:2013/10/14(月) 20:04:28.64 ID:kejXJUbX0
一介の日本兵が100人切り出来たんだから
張飛なら1万人余裕だろ
>>56 三国志になると中国人の学者が昔から研究してるからその方面の
参考書になりそうな資料は多い。ただし日本語訳されていないものが多いので
中国語が読めないとムリ 毛沢東が三国志マニアだったおかげでその方面の
研究は文革の影響免れてる
68 :
名無しさん@13周年:2013/10/14(月) 20:05:38.64 ID:zOOEo08u0
ジャーンジャーン
>>63 なんで曹操が出てきたかを言うにはそこから始めないと。
曹操は能力だけであそこまでいけたんじゃなくて、この爺さんの
財産と人脈でのし上がれたようなもん
あと主人公格が大体爽やかなのもなあ。
趙盾が爽やか→後作で士会が爽やか→反動で対比される趙盾は非爽やか化
などは、作者の人物評について多少混乱させられる。別作品だしとか、視点の違いとか言われればそれまでだが。
挙句范雎みたいな人間的にやばそうな奴まで爽やか化するし。
71 :
名無しさん@13周年:2013/10/14(月) 20:09:16.40 ID:HVVgBXyJ0
どんな駄作でも吉川三国志よりゃ面白いだろ
古代のほうが書きやすいんだろうね
りじせいとか、西太后、ヌルハチ、秦檜とか面白いネタは一杯いるけど、深堀すると外野がうるさいんじゃないのかね
>>64 孟嘗君もいいね。「風は山河より」も悪くないと思うけど、四郎君が
ちょっと頑張りすぎたって印象。
ちなみに北方は「水滸伝」は面白かった。あと老犬シリーズも好き。
>>35 個人的には香乱記や青雲はるかに、だな。
この人の一番良い所はちゃんと書き続ける事だと思う。
本を書かない人は本当に書かないからなぁ。
76 :
名無しさん@13周年:2013/10/14(月) 20:10:34.17 ID:Lwq/g4Fr0
宮城谷さん 三国志を書いていたのかぁ。
前に「楽毅」とか短編は読んだことあって面白かった印象が・・・
今度、読んでみようかな。
77 :
名無しさん@13周年:2013/10/14(月) 20:10:46.78 ID:VjAUN3cs0
この人の小説はとにかく読み易いのが特徴
そういう風に文章を作っているんだろうと思う
孟嘗君とか小学生でも普通に読めるんじゃないかな
ただし
>>1の三国志は×
これ三国志を読みまくった人のためのマニアック本だから
孟嘗君と重耳は読んだ
三国志はもう知り過ぎていて今更誰の作品であろうと読む気がおきない
信長物をもう読みたくないのと一緒
79 :
名無しさん@13周年:2013/10/14(月) 20:12:01.78 ID:7zAftuoi0
ここが変だよ横山三国志
イケメン枠の趙雲がドカベン
董卓痩せすぎ(というか、どう見てもバビル二世の黄泉)
何よりも城壁低すぎ(参考資料にも問題があるらしいが)
当時はなんとも思ってなかったが、改めて見ると
本当笑えるレベルで低い
80 :
名無しさん@13周年:2013/10/14(月) 20:12:15.46 ID:MNnbZOmIP
>>1 まさか宮城谷さんのスレがN+に立つ日が来るとは夢にもおもわなんだ
三国志に関しては批判も多いけど宮城谷さんのやりたかったことは
ちゃんとファンには伝わってると思います。
本当にお疲れ様でした。
まだまだ現役でのご活躍をお祈りしております。
連載当初は「寿命が持つのか
宮城谷さん好きなんだけど、これはいただけない
スピード感なくパターン化した鈍重な文章の羅列
最後のほうは毎月「早く終われよ」と念じていた
>>79 当人も日中国交回復前後で資料の入手がだいぶ違ったとあとがきで言ったはず
84 :
名無しさん@13周年:2013/10/14(月) 20:14:24.13 ID:7zAftuoi0
>>72 吉川三国志おもしろいよ
なぜか張合βが三回出てきて三回死ぬけどな
85 :
名無しさん@13周年:2013/10/14(月) 20:15:00.87 ID:FWrQALkhP
11巻までしか読んでないけど、まあ、結構面白かったよ。
ただ、小説と歴史書の中間みたいな感じだから、北方三国志や蒼天みたいな
血沸き肉踊る英雄譚を期待するとがっかりすると思う。
文中よく「○○がこうだったことは前に述べた」てあったけど記憶力悪い俺は
「えっと○○て誰でどこに出てきたっけ?」とページをめくり返すこと多々だったな。
87 :
名無しさん@13周年:2013/10/14(月) 20:16:42.15 ID:nOo51pkT0
正史自体も当時の王朝を批判できないから脚色されてる。
>>78 それ凄く解る
演義も正史も一通り読んじゃったしもういいやってなるよね
でも「泣き虫弱虫諸葛孔明」が気になってる自分が居たりする
>>85 初めてまともな書き込みが出たw
歴史書って当然正史だよな
>>37 宮城谷のは、肉屋むちゃくちゃかっこよかったやん。
>>82 しかたなかったんでないか。膨らますと寿命前に書き終わらん。
思い入れのある人物は、ちょっと名残惜しそうに書いてるのがそうなのかなと、
か楽しみながら読んでた。
91 :
名無しさん@13周年:2013/10/14(月) 20:19:12.15 ID:krsYHqKHO
孔明の用兵がぐだぐだなのも正史的で良かった
夏姫春秋が好きだなあ
司馬遼太郎の梟の城とかもだけど、ああいう大家になる前に何でもアリで書くのが
勢いが有って面白い
勿論両者の名作は名作で素晴らしいが
93 :
名無しさん@13周年:2013/10/14(月) 20:19:28.97 ID:MNnbZOmIP
>>67 この人の場合、そういう既成概念にとらわれず
文献から自力で引用先までたどり着いてしまうから
正直、演技ベースの三国志好きには辛い読書になるかもしれない
少なくとも先に出版された夏殷周戦国関連の作品を読んでないと
かなりおもしろさがスポイルされるのは事実
>>75 「香乱記」や「青雲はるかに」、あと「草原の風」「子産」も主人公が偉くなって
からの活躍を書き込んで欲しかった。まあそれをいったら「晏子」もそうなんだ
けど、あっちは前半でお父さんの晏弱が活躍してるからまだマシなんだよね。
95 :
名無しさん@13周年:2013/10/14(月) 20:20:22.34 ID:xXdDrFt+0
読売朝刊連載小説の
草原の風
あれが面白くて毎日読んでた
ステマっぽくなっちゃうけど
読売の連載小説はどれも結構面白い
96 :
名無しさん@13周年:2013/10/14(月) 20:21:41.28 ID:FWrQALkhP
>>89 まあ、あんまり深い意味はない。
史料に基づいた三国時代の解説書みたいな歴史読み物。
漢字に関しては碩学だから文中見慣れない漢字が多用しててかえって
職人的作品だと思った。
3人相手でリアル?
プロボクサーの世界チャンプは10人以上殴りたおしてる奴多いぞ
99 :
名無しさん@13周年:2013/10/14(月) 20:24:49.74 ID:xXdDrFt+0
あれ、朝刊だったか夕刊だったかわかんなくなっちゃった
今の夕刊は津本陽
>>97 あれでも北原白秋(だったけ?)に「変な漢字使いすぎ」って言われた
らしいよ。そのせいか、普通に漢字を使うところでもひらがなにヒラいてる。
あの妙な漢字使いも宮城谷の小説の楽しみのひとつ。
101 :
名無しさん@13周年:2013/10/14(月) 20:27:30.40 ID:GPI4oubE0
こいつの作品一回読んでみたけど主役がテンプレートみたいな
キャラ設定で萎えた。
反三国志読んじゃったからもう普通の三国志に戻れないw
古代になればなるほど登場人物の漢字が特殊過ぎて記憶から飛んで、次の登場から自分オリジナル読みで乗り越える
読みを最初にしか書いてくれなかったんだけど、最近は適時ふりがなを入れてくれるようになった気がする
104 :
名無しさん@13周年:2013/10/14(月) 20:30:18.74 ID:MNnbZOmIP
>>100 石田衣良だっけ?にも批判されてたけど
その批判が的を射ているかは別としてそういう奴は必ず出てくる。
個人的には司馬と白川の薫陶を受けている時点で
そんな批判はどうでも良くなるね
105 :
名無しさん@13周年:2013/10/14(月) 20:31:16.13 ID:kejXJUbX0
なんで日本で中国関係の小説が書けるのか
中国では王朝が変わるたびに焚書焚書で
ろくな文献が残ってないから
日本には中国よりも中国関連の文献が残っている
106 :
名無しさん@13周年:2013/10/14(月) 20:33:27.73 ID:ePdYft8m0
>>87 おいおい何言ってんだ
そういうことができないように、中国の正史ってのは
次の王朝が書くんだぜ。陳寿なんてむしろ蜀寄りの人間だぞ
三国志学の基本だろ
107 :
名無しさん@13周年:2013/10/14(月) 20:33:46.81 ID:ZzqbGGqV0
大昔の時代の実相はどうしたって分からん
一番印象に残ってる作品は中国で初めて文字(漢字)を発明した者が唖の王子で放浪の末、文字を発明したという
短編。感動した。
109 :
名無しさん@13周年:2013/10/14(月) 20:34:02.60 ID:7JeImkEi0
>>1 正史は晋の立場から、
演義は蜀の立場から書かれてるから、
どちらに準拠しても
歴史の行間を読まなければ真実の光は見えない。
そう魏の曹操は、大日本帝国同様、
歪められバイアスの掛かった歴史の中でも語られる。
故に三國志を語ることは現代の日本人自身を探求することになる。
「玉人」って短編集がオススメ。
この人のもっと古い時代を題材にした中国の歴史小説をかなり読んだけど
この人の癖として、みんな知り合いにとか繋がりがあるようにしてしまうんだよね。
そんなことあるかと思ってしまう。
112 :
名無しさん@13周年:2013/10/14(月) 20:35:09.03 ID:8TG4dIwf0
宮城谷は睡眠前に毎晩読んでる
お気に入りは重耳と孟嘗君と楽毅
三国志は完結してから読もうと思って買ってなかったw
>>105 宮城谷のレベルはそんなレベルじゃなくて、
向こうにしかない物も読んでるレベルだからあまり関係ない。
草原の風単行本上巻を買おうとしたとき、もしやと思い最後の方をチラ見したら、
案の定まだ劉エンが蜂起してすらいなかったという。
もし織田信長を書かせたら、織田氏が越前あたりで頭角を現す頃から始まり、
尾張に勢力を張る頃がクライマックス、そんな作風の人です。
115 :
名無しさん@13周年:2013/10/14(月) 20:39:23.72 ID:MNnbZOmIP
>>108 高宗武帝の話だね。
そのほかにも伊尹とか管仲、介推みたいに
伝説じみてたり、半生がわからないような人物も
書いてるからすごいと思う。
多分普通の作家は余り題材として選びたくないだろうな。
>>101 主人公は常に聖人君子タイプ、呂不イですら聖人
剣の腕は常に超級 ヒロインは常に超絶貞淑
これに耐えられない人は一つも読めないと思うw
>>114 確かに織田信秀くらいから書き始めるだろうな。信長は岐阜を
取ったくらいまで書いて、いきなり最後に本能寺www
118 :
名無しさん@13周年:2013/10/14(月) 20:42:03.50 ID:xuvsEc9y0
むしろ、源氏物語の決定版を教えてホシィ
原書除く
華栄の丘とか子産、孟夏の太陽が好きな俺は少数派か
>>116 でも佐伯なんちゃらみたいに市井の浪人がいきなり日本一の
剣豪にならないだけまだマシだと思う。
高校の頃に正史は読んだなぁ。
個人的には十八史略(後半)の方が好きだが…
漢文で読んだ後では小説だと中身スカスカに見えるので、読む気になれないw
文庫で6巻位まで読んで止まってるわw
全部、文庫化されるのはいつ頃なんだろ。
123 :
名無しさん@13周年:2013/10/14(月) 20:45:42.87 ID:0T45ZGlt0
吉川英治が一番だな。この人の読んでないけどさw
戦前も吉川三国志は結構人気だったそうな。
いろいろ比較して少し読んだりしても
一番文学らしいテンポと表現の多様さ、わかりやすさ。
吉川作品に勝るのはない感じだな。
そのうち中国旅行に行って、三国志や春秋戦国時代の史跡を訪ねてみたい
と昔思ってたけど、結局そのままだ。
あ、春秋戦国時代のは陳舜臣のがまぁまぁよかったかな。
この人のは晏子を読んだが、表現が平易すぎるというか
平易過ぎてイメージがわきにくいのがさ。
多分漢文の素養が戦前と戦後じゃ相当違うからかなと思うんだけどもさ。
三国志はどうなんだろね。本屋で軽く立ち読みしてみるかな。
そーいや陳舜臣ってまだ生きてるのかな
126 :
名無しさん@13周年:2013/10/14(月) 20:48:34.47 ID:7mv9aIcj0
月刊文芸春情に今年六月まで連載されてたものだ。北方謙三の三国志より人物の出目がややクドイと思う人がいるかも知れない。
北方の方が活劇的描写を感じる。講談的面白みは吉川英治に譲る。
ローマ人の物語15巻より、王朝の盛衰が歴史的起伏が似てる感じがして長い感じがした。。
127 :
名無しさん@13周年:2013/10/14(月) 20:48:35.96 ID:ePdYft8m0
>>107 と、おもーじゃん
始皇帝陵とか、当の中国人すら大袈裟に書いてんだろぐらいに思ってたらしいんだけど
地下を科学的に調査した結果、ほぼ資料通りの全容だって判明してんだぜ
128 :
名無しさん@13周年:2013/10/14(月) 20:49:22.75 ID:QXdBcY/h0
>>1 この人の三国志は曹操死後が最高なんだよ!
ありきたりの三国志はその後を描いてないけど、この人の三国志は曹操死後も手を抜かずしっかり書かれてる。
歴史に残る超大作!
129 :
名無しさん@13周年:2013/10/14(月) 20:49:55.17 ID:MNnbZOmIP
>>123 何か勘違いしてるけど、
この人は日本で出版も翻訳もされていない原典や
竹簡でも木簡でも読めちゃうような人だぜ。
もともと専攻はフランス文学だったんだけど
独学で漢詩や漢文を学んで白川静から「美しい文章」と
絶賛されている人だぜ?
スーパーヒーロー 介子推
>>126 「ローマ人の物語」はもとの歴史の長さが段違いかと思うが。
宮城谷のは小説(フィクション)だし。
いや、「ローマ人の物語」も好きだけどさ。
>>86 同じ様な人が居た!
自分はそれで読むのに時間がかかりすぎて疲れて
暫く期間置いて読むと忘れてて、少し前から読み直し…の繰り返しだw
>>130 爽やかでかっこ良いよね。
133 :
名無しさん@13周年:2013/10/14(月) 20:56:31.28 ID:gQ2kPBYyO
横山光輝→15年で蜀滅亡まで(演義は呉滅亡まで続く)
蒼天→10年で曹操死亡まで
134 :
名無しさん@13周年:2013/10/14(月) 20:56:34.22 ID:QXdBcY/h0
>>131 七生ちゃんは「ローマ亡きあとの地中海世界」が面白い!
なんでも「その後の世界」が面白いんだよ。
歴史の煌びやかなメイン舞台に飽きた人は、その後の世界がオススメ!
歴史も物語りもエピローグこそが燃え尽きる前の最後の美しき輝きであり最高の美しさなんだよね!
135 :
名無しさん@13周年:2013/10/14(月) 21:00:15.05 ID:0T45ZGlt0
>>129 まぁ俺は文学研究者じゃないから細かく言えないが
漢文的な表現の数自体が吉川とか陳より圧倒的に少ないんじゃないかな。
多すぎるのもくどいんだが、少なすぎるとイメージがわかにくい。
俺は少なすぎるかな、と感じたから一個しか読んでないな。
プロローグに全てを捧げている宮城谷先生のスレでなんてことを。
137 :
名無しさん@13周年:2013/10/14(月) 21:01:33.78 ID:25ccoHYF0
>>78 いろんな作家が描く信長像、というのも面白いよ。
三国志もまた然り。
宮城谷さんは主人公であった人でも作品が異なると微妙に評価を変えるのも乙ですね。
138 :
名無しさん@13周年:2013/10/14(月) 21:05:42.52 ID:25ccoHYF0
この人の文体、人物描写がすごく好きだなぁ
春秋戦国時代の作品は、日の少し傾いた草原に吹く清風の如し
新三河物語は、土と木々のむせかえるような匂いが感じられた。
さて三国志はどんなだろう(貧乏なので文庫本化を待ちます)。楽しみだ。
>>123 それはない
日本人作家の中で文章は飛び抜けて美しい
141 :
名無しさん@13周年:2013/10/14(月) 21:09:48.92 ID:ul1XUuTz0
>>1 馬鹿記事だな。
正史と演義はベツものだから
それぞれ楽しばいいのに。
未だに比較しようとしてる
錐を逆さにして置いてようやく立っていられる広さ
だっけ?
143 :
名無しさん@13周年:2013/10/14(月) 21:11:20.59 ID:MNnbZOmIP
>>135 そうかあ。人それぞれだな。
今陳舜臣の十八史略読んでるところだけど
漢文的な表現ってほとんど感じないなあ。
宮城谷や司馬読んでから読むと、なんかライトノベル的な印象すら感じる。
それはそれでとても読みやすいし親しみやすいんだけど、
印象に残る文章ってすくないような気がする。
>>132 同士。
特に宮城谷三国志は「先に述べた」という表現多かったから「俺の記憶力はだめだめだ」と劣等感に苛まれたよ。
でも電子書籍のおかげで文中検索や単語の意味検索が簡単にできて小説読みやすくなったよ。
>>137 趙盾さんとか作品によってイメージが…微妙に変わるけどでも微妙なままよね…。
まぁ大きく変わったらそれはもうファンタジーだけどさ。
夏侯淵★妙才
147 :
名無しさん@13周年:2013/10/14(月) 21:15:59.20 ID:FVKEcPLl0
超絶どうでもいいが
某ワ◯ミでカコウエンって名札付けた店員が居たな
三国志で俺が最後に読んだのは秘本三国志だったな
ブックオフで買ったけどあれはあれで面白かった
五斗米道の描写とか
岳飛伝はいつ終わるの?
150 :
名無しさん@13周年:2013/10/14(月) 21:17:45.70 ID:MNnbZOmIP
俺、宮城谷さんには資治通鑑を書いてほしい
もしくは日本初の訳本の総合監修として立ち会ってほしい
多分今の日本でこれが出来るのは宮城谷さんだけではなかろうか
151 :
名無しさん@13周年:2013/10/14(月) 21:20:09.55 ID:v/llkH290
152 :
名無しさん@13周年:2013/10/14(月) 21:22:49.86 ID:HxWet5hD0
マイナー作品だけど孟夏の太陽は春秋時代のスケールの大きさが感じられてスゴイ。お薦め
153 :
名無しさん@13周年:2013/10/14(月) 21:22:50.23 ID:+eAivLI50
〉〉129独学で漢詩や漢文を学んで白川静から「美しい文章」と
〉〉絶賛されている人だぜ?
我らの白川静先生を呼び捨てにするな、君はバカか!!
曹操が勝ち戦後に、敵の死体を1度に1000体位バラシて、食肉にして食ってる描写を書いてるんなら、歴史に照らし合わせてると胸を張って言えるんだがな。
「敵の首を落として川が血で真っ赤に染まった」くらいの事なら小学生高学年でも書けるからな。
宮城谷昌光には「春の山風」とかいう題名で蒲生氏郷を描いて欲しい。
父の賢秀が六角滅亡後に氏郷を小姓に出して信長に仕え、本能寺の時には
安土城の留守居を努めて妻子を逃したエピソードや、氏郷が小姓から信長の
娘を貰って自城に戻り、本能寺以降は秀吉に仕えて松坂から会津百万石に
まで成り上がったあげく、伊達政宗に指嗾された一揆と、戦い最後には秀吉
に毒殺される(?)という波瀾万丈なストーリーを全五巻くらいで。
出来事より人に焦点を当ててて
このような思想経歴を持つからこの場面では
このように行動することが最初から決まっていた
みたいな印象だけど、いかんせん登場人物が多すぎる
場面を描くのに人物を掘り下げなきゃ気が済まんのかと
ラノベで20年くらいやって完結してない作品もあるというのに偉いな
157 :
名無しさん@13周年:2013/10/14(月) 21:32:13.05 ID:MNnbZOmIP
>>153 すまん、字統字訓の普及版はもっているが
大型判も買うから許してくれ
158 :
名無しさん@13周年:2013/10/14(月) 21:32:21.74 ID:0T45ZGlt0
>>143 陳のは小説的ではない、歴史の勉強みたいな感じw
司馬遼太郎は、俺は好きじゃないw
すく読むのやめたwww
くだらない自説というか、自分の感想を
物語の中に挿入して論評するようなスタイルが嫌いw
何であれが戦後そんなに持ち上げられたか理解できん。
作風としてはとても読んでていらいらしてくるからさw
あれ、ドラマでいえば進行中にしょっちゅう司馬遼太郎が
いちいち画面に現れて論評してるようなもんだよw
あれが作品として認められるというのが不思議というか。
吉川みたいなのが俺の理想だからな。
吉川にはそんな自分の感想挿入なんて多分一切ないよ。
>>155 演義込の三国志のあらすじを知っているのに
ほかの三国志小説読んだことなくて
宮城谷初読みで三国志はつらいかもしれない
良くも悪くもとことん人物事件をやるので
みんなが知ってるエピソードにたどりつくのに時間がかかる
読んでてサクサクすすまないんだよね
自分はほかの作品でそれに慣れてるけど
先に先に話が進んで欲しい人はストレスたまりそう
吉川英治は創作三国演義だから色々読んだ後じゃなんとも
まあ日本人には合ってるんじゃないのって感じ
161 :
名無しさん@13周年:2013/10/14(月) 21:39:49.36 ID:MNnbZOmIP
>>158 話の途中で作者の論評が入るなんて別に珍しくないと思うけど
そういうのがない歴史小説とか歴史小説家っている?
吉川三国志ってどちらかというと純文学に近い時代小説だし
比較対象としてはどうなんだろう?
おもしろいからベストセラーになっているのは疑いようが無いんだけどさ。
162 :
名無しさん@13周年:2013/10/14(月) 21:42:57.31 ID:ksFmIIvh0
この人も含め、三国志書いてる小説家って、
みんな古い中国語が読めるってこと?
原語で史料にあたってるの?
163 :
名無しさん@13周年:2013/10/14(月) 21:44:14.24 ID:kejXJUbX0
>>113 宮城谷自身が言ってたことだから
知ったか乙
>>153 呼び捨てだよ。本業の甲骨文字の解読は亜流もいいとこだ。
165 :
名無しさん@13周年:2013/10/14(月) 21:45:42.48 ID:VDREFYG60
166 :
名無しさん@13周年:2013/10/14(月) 21:45:52.63 ID:g5yuHyK10
ちくま学芸文庫の正史三国志読んだんだけど、何が違うの??
167 :
名無しさん@13周年:2013/10/14(月) 21:46:40.35 ID:0T45ZGlt0
>>161 この人のもそうでしょ。
他の作家はドラマで言えば、ナレーションが少し入るくらいなのが
司馬遼太郎はうざいから黙ってろよってレベルで
前に前に出てくるじゃん。長いよ、論評がさ。
それに何かその論評の挿入が何かダイレクトというか
小説にしたいのか、随筆にしたいのか、はっきりしてない。
どんな作品にしたいのかっていうコンセプトが曖昧というかさ。
だから、あんな小説半分随筆半分評論ちょっとみたいな感じになるんだと思う。
普通はナレーションはドラマの進行を妨げず、しかし
その場面進行の理解を促しサポートするような体裁なのに
司馬遼太郎のはそういうスタイルが全然ないもん。
168 :
名無しさん@13周年:2013/10/14(月) 21:50:26.32 ID:+aSKvwKj0
北方のは馬鹿馬鹿しくて途中で読むのやめたよ。
兀突骨は出ないの?
乱世に突如現れた奸勇のほうがドラマチックですやん
爺のコネとかえんしょーみたい(´・ω・`)
171 :
名無しさん@13周年:2013/10/14(月) 21:55:30.66 ID:MNnbZOmIP
>>164 そういう批判があるのは知ってるけど
漢字の成り立ちを体系的に成立させた人他にいないんだよ
少なくとも同程度の研究成果を出さなければ
負け犬の遠吠えにしか聞こえない
>>167 「余談になるが」っていうやつを指しているのだとは思うけど
司馬自身文章が下手糞なのは誰もが知る事実だし
それは作風とは関係ない次元の話だと思うけど
ナレーションは作品の「補則(小説で言えば行間)」であって
そもそも論評とは違う。
個人的には論評のない歴史小説は時代小説に分類されると思う。
吉川は完全に後者だよ。
>>158 覇王の家を読め
あれが司馬の小説の最高作
ようやく完結したか
これで心置きなく読み始められるw
175 :
名無しさん@13周年:2013/10/14(月) 22:06:08.97 ID:0T45ZGlt0
>>171 作品は自由でいいと思うから、別にいいんだけどね。
俺は司馬遼太郎の竜馬がゆくとか
何がそこまでよかったのかなと思ってさ。
もしかしたら、中身よりもスポットの当てたポイントが評価されたのかな。
テレビ化された奴でも小説が面白くないと
ドラマはつまらないというかね。
池波正太郎とか、だからドラマも面白い。
司馬遼太郎のはドラマもあんまり面白いってのがないんだよな。
光を当てたというとこが評価されてるのかな、司馬は。
>>171 どこまで卜辞知ってるのか知らんが体系化つったって
確たる証拠もない思い込みをベースに体系化されたってな。
勉強する過程で非常に混乱させられたわ。
177 :
名無しさん@13周年:2013/10/14(月) 22:06:39.11 ID:tXx36YRE0
司馬のは論評みたいなのがいいんじゃん
この人物のこの行動が歴史的に見てこう凄いんだよ
みたいな
司馬史観とか言われてるアレ。
アレが正しいとかじゃなくってそういう視点を紹介してくれてるのがさ。
つーか今さら信長とか三国志読むならよっぽど変わった視点を
準備してくれんと読む気せんよ。
もう飽き飽きじゃん。
>>175 竜馬がゆくの面白さは、前半の少年漫画的なわかりやすさだな
前半は剣にかけた青春小説で面白いよ
史実を無視してものすごい剣豪になってるw
深みのある小説というよりは、少年ジャンプでも読む感じ
老若男女が楽しめる、前半は
変わった視点か オレの自説だけどソンピンはあれ
友達に裏切られたというより ソンピンが→裏切ろうぜ
と もちかけてつっぱねられてつかまってトイレにドボンッ
だったんじゃねーかと思ってる
180 :
名無しさん@13周年:2013/10/14(月) 22:16:00.63 ID:bgdEXsTG0
>>1 宮城谷さんの小説は主人公より、その父親役や脇役が輝くものが多いよね。
「晏子」の晏弱とか、「孟嘗君」の風洪とか。
今度はどうなんだろう? さすがにキャラの立った主人公が沢山居るから、そっち中心かな。
181 :
名無しさん@13周年:2013/10/14(月) 22:16:04.82 ID:0T45ZGlt0
>>177 だったら、歴史学会とかで発表すりゃいいじゃんって思ったなw
証拠に基づき新しい歴史的評価を与える、ってのは歴史学者の仕事でしょ。
歴史学者じゃなく、しかし完全な歴史に関する随筆にするわけでなく。。。
小説でもない、学術書でもない、随筆でもない・・・
一体これは何なんだ、ってのがまず俺の読んでみた感想。
182 :
名無しさん@13周年:2013/10/14(月) 22:18:10.21 ID:MNnbZOmIP
>>175 光を当てたというか、積極的に史実を論評したことが
評価されているんだと思うよ
残念ながらこの国では発言力のある人間が発した言葉が
既成事実として受け入れられてきた
例えば長篠の戦いで火縄銃連射なんて本当に可能だったのかなんて
誰一人議論することなく既成事実として教科書に載せられてきた
それは司馬と仲の良かった池波にも言えること
そういう意味では日本の歴史小説というジャンルを確立したのは
司馬なのかもしれないな
小説家だからそう言う禁忌を打破できたのかもしれない
三国志書いてる奴(北方・吉川)はどいつもこいつも文章が下手糞だがこの人はどうなの
文芸春秋はけっこういい小説を売るよな
吉川の三国志頭悪いこともあってか名前とにかく覚えられなくて
結局横山光輝の漫画がスタート。
で内容覚えてから読みなおした。
柴田錬三郎の三国志ってあんまり人気ないのかな(´・ω・`)
>>180 晏弱はタイトルに偽り有りのレベルでしょ。ほとんど晏弱の物語になっちゃっている。
宮城谷昌光さんは、あまり自由に書かさせない方が名作になる印象。
個人的には孟夏の太陽がベスト。
宮城谷昌光の中国歴史小説は珠玉よ
三国志も文庫で買ってるがまだ一巻に手をつけてない。全部出手から読み始めないと辛い思いをするからね
個人的には「介子推」が好き
190 :
名無しさん@13周年:2013/10/14(月) 23:01:29.88 ID:MNnbZOmIP
仙台行ったときは大概シベールのラスクをお土産にする
おいしいしいろんな味があるので万人受けする
誤爆したでござる
白川静の漢字解説って凄いんだけど、なんでそうなるのって言いたくなる時もある
193 :
名無しさん@13周年:2013/10/14(月) 23:09:13.36 ID:dM2M++GU0
しばれん
194 :
名無しさん@13周年:2013/10/14(月) 23:10:52.32 ID:VzaJQjzD0
この三国志って正史メインだったんだ
完結したなら読んでみようかな
日本の歴史小説を書いている外国人って居るんだろうか?
モチーフが演義か正史というだけだから、そこから想像し小説にするのは作家次第。
北方謙三は、痛快で格好良いけど、だんだん北方ヒーローにキャラがなっちゃうのが残念。
水滸伝は半分ぐらいまでは傑作。
宮城谷昌光さんも、歴史への思い入れ、思い込みでグイグイ行く時は面白いけど、
妙に現代的な架空の人物が活躍しはじめると時代の雰囲気が急に薄れる。
大物になると編集者が何も言えなくなるのか、両者とも筆がのる(と同時に滑る)時が傑作を壊しかねない。
本人にその時に一言二言アドバイスする人がいれば、目が覚めて冷静になると思うのだけど。
好みによるだろうが北方の歴史小説はレイプシーンとかあるからもう読まなくなった。ああいう描写はもういい、いらない。
宮城谷三国志は9巻まで読んだかな
箱庭の中にある「三国志」という世界じゃなくて、漢から続いた世界というの感じられるのがおもしろい
夏侯嬰や曹参がいたから曹操もいたんだなと思えることとか
(ほんとに子孫かどうかはともかく、そして自分の想像力や記憶力じゃ全部は追いつかないけど)
あと、宮城谷小説は「孟嘗君」や「孟夏の太陽」が好き
「孟夏の太陽」は何度読んでも目頭が熱くなる
200 :
名無しさん@13周年:2013/10/14(月) 23:36:53.69 ID:UTa4Y/Hj0
夏姫春秋がえろい
201 :
名無しさん@13周年:2013/10/14(月) 23:36:59.44 ID:cRG5WdOd0
>>196 この時代、曹操の治世下で文筆活動が盛んだから
正史だけに頼らなくても、同時代の一次資料は少なくない。
202 :
名無しさん@13周年:2013/10/14(月) 23:39:18.00 ID:MNnbZOmIP
>>197 それは布佐と四郎のことか!
個人的にはナンシーがちょっと微妙だな
2作品も引っ張るような人物か?と思った
『孟嘗君』の白圭に惚れて生まれた息子にその名をつけようとしたら止められました
『晏子』も良かった
短いけど『花の歳月』も好き
205 :
名無しさん@13周年:2013/10/14(月) 23:42:50.16 ID:bFiTIPvJ0
>>197 北方の三国志・水滸伝は、別に三国志・水滸伝でなくてもいいんだよね
北方キャラが三国志・水滸伝のキャラの名前を名乗っているだけ
三国志はまだ許せたけど、水滸伝はもはや水滸伝じゃない
>>204 桶狭間戦記の「義元公=戦国大名究極形」「信長=銭の子」という解釈は納得できるが
本能寺の変は解釈がぶっとびすぎて理解できん
208 :
名無しさん@13周年:2013/10/14(月) 23:50:01.64 ID:bFiTIPvJ0
俺が好きな作品は「晏子」と「孟夏の太陽」「沙中の回廊」だなあ
たかが12年だろ?
「ワンピース」なんかは、この後も寄り道ばかりで20年は話が進まないよ。
先に作者と読者が寿命で死ぬ。
>>205 水滸伝、最初の頃はちゃんと悪漢だったんだけどねぇ。
>>211 おれの知合いが岳飛伝読んで、北方謙三たぶんもう病気だろ、って言ったのが最近妙にしっくりくる
以前のようなねばっこい内容じゃなくて妙にこざっぱりしちゃってる気がする
>>185 初めて読んだ三國志小説がそれだ。
五丈原より後を書いてる小説って、この人しか見つけられなかったんだけど。
読みやすくて面白かった。
>>208 孟夏の太陽は一冊であれだけの話が詰まっているのも良い。
ぶっちゃけ、長編は冗長に思える。
>>203 白圭の活躍は、なにか価値観が現代風で私は、面白いけど時代の雰囲気を壊していると思いました
>>211 かっこいいセリフ言わないで、もっと泥臭くて欲望に忠実で
人の腹かっさばいて肝を食べたり、人肉まんじゅう作るような
悪漢に登場してほしかった
>>206 光秀の考えは確かにぶっとんでいるが
信長公を止めようとした気持ちは光秀、秀吉共に考えていたのは以外だったな。
12年か。お疲れ様だな。
センゴクの宮下先生も最後まで頑張って欲しいな。
218 :
名無しさん@13周年:2013/10/15(火) 00:05:24.57 ID:bFiTIPvJ0
ちょっと変わった三国志なら、陳舜臣の「秘本三国志」がお勧め
五斗米道の教母と弟子が主人公的な狂言回しの役割で、
三国の歴史の展開を描いていくもので、演義と吉川三国志で
悪役が定着した曹操を高く評価した作品としては先駆的なもの
219 :
猫煎餅:2013/10/15(火) 00:07:58.32 ID:anwJod5A0
司馬師と司馬昭が魏を乗っ取るあたりなら
面白いかもしれんが、孫権が耄碌して老害になるあたりは
物語にしても面白くねーだろうなあ
>>218 蒼天航路はコレがあっての話だろとはみんな思ってんじゃない?えっ、違う?
>>210 まず年が違うんだよ。宮城谷は三国志始めた時点で「寿命で未完になるかもしれない
>>220 蒼天といえば、一番最初の何でも貪り食う「貪」はどう繋がってたの?
寿命で未完かもしれないと思われていた。それが完結したのだからお祝いだな。
未完で亡くなりそうな作者とかいくらでも思いつくだろ。
224 :
名無しさん@13周年:2013/10/15(火) 00:21:13.17 ID:+cuGA+1B0
「孟夏の太陽」読んだ後に「沙中の回廊」読んだら
趙盾の扱いがひっくり返っていてワロタ
>>217 なんとか小田原攻めまでたどり着けば、最終章に入れるから大丈夫だろう
>>222 最初は曹操のことかと思ってたが、最後は民衆のことかと思えるようになった
>>225下
ありがとうございます。
正直、ピンと来ないけど・・・。
227 :
220:2013/10/15(火) 00:36:52.68 ID:1qOif6xV0
>>222 うわ、ん十年ぶりに思い出したわ。そうだなそんなのあった。貪は歴史というか人の営みじゃないの?
・・・テキトーに言ってみた。
原作者の方が途中で亡くなったんだよな蒼天。
>>10 江森備の私説三国志がドロドロの権力闘争を描いてる三国志だよ
まあホモ小説でもあるからオススメはしないけど
>>213 孟獲が族長(?)たちと蜀軍に対する軍議の最中にセックスしてるシーンがなんかすごく覚えてるな
姜維の悲壮感がすごく描かれていて面白かった
横山先生の三国志の五丈原のあとって柴練版を漫画化してるんじゃないかな?て思うんだ
230 :
名無しさん@13周年:2013/10/15(火) 00:53:07.80 ID:phzPv1Zh0
この三国志って呉の混乱から滅亡まで詳細に描いてるの?
231 :
名無しさん@13周年:2013/10/15(火) 01:10:10.02 ID:6IBMizJC0
横山光輝のよりおもしろいの?
蒼天航路は秘本三国志の細かい所を結構参考にしてるよな
秘本三国志のほうは少容無双とでもいう内容だったが
233 :
名無しさん@13周年:2013/10/15(火) 01:17:25.92 ID:ImIHoJqu0
三国志と言われるほとんどの作品が、三国志よりその前夜の方が長い事について。
234 :
名無しさん@13周年:2013/10/15(火) 01:18:48.42 ID:wbZ5m71Y0
秘本は魯迅の曹操論の影響が大きい。
近代の曹操再評価の原点。
吉川英治を超えてるのん?そこが知りたい。
俺の友達は『天地を喰らう』から入ったから三国志は実在の玄奘三蔵を西遊記ぐらいまで膨らませた
ようなもんだと思ってて、横山三国志読んだら全然違うからビビったと言ってたな
正史と演義もかなり違うが本宮のは完全に別物だから
西遊記とドラゴンボールくらい違う
むしろトンデモ三国志のほうをもっと書いてくれよ
やっぱ、天地を食らうだろ(´・∀・`)
>>239 池上遼一のはダメなのか?
「信長」はイイ感じだったが
241 :
名無しさん@13周年:2013/10/15(火) 01:45:29.92 ID:ImIHoJqu0
>>227 貪の説話ってなんの思想に出でくるんだろ?
人間の本来の性質は悪だから、教育で矯正しないとねっと言った荀子?
教育?無駄無駄、厳しい法で締め付けなきゃダメだって言った韓非子?
どんな人でも、良い心を持ってんだから、そこを伸ばしましょうって言った孟子?
それとも、欲なんか全てを捨て去り貧乏でも豊かな心を持ったほうが幸せだなぁって言った荘子?
毎日新聞で連載中の人か
読んでて「このペースじゃ項羽倒すのに10年くらい掛かりそうだが大丈夫なのか」と思ってましたが
元々そういう芸風の人なのね
完結より先に毎日の廃刊ってのも考えられるし
そういや、蒼天航路って最後はどうなんの?
赤壁以降は曹操はほとんどやられ役でしょ。
244 :
名無しさん@13周年:2013/10/15(火) 01:52:10.96 ID:qe6k5a8V0
>>224 宮城谷小説は作品ごとに全くキャラ違ったりするから面白いよな
後この人の小説に限らないけど、尻切れトンボになるのは止めて欲しい
歴史小説だから仕方ないかもしれないんだけど
245 :
名無しさん@13周年:2013/10/15(火) 01:55:27.70 ID:J1UtVcgh0
三国志ってあれだけ
殺し合いして頑張ったのに
三国いずれも天下を取れなかったっていう
世 界 一 マ ヌ ケ
な話でしょ?
>>218 五丈原で孔明が逝くときの教母との会話を学習ノートに書き写したのを思い出した
「私の夢が星のように飛びます。そして 落ちるのです、この五丈原に」
陳先生はまだご存命なのかな
247 :
名無しさん@13周年:2013/10/15(火) 02:04:46.10 ID:N98Ja4sA0
宮城谷というより春秋戦国時代がそうなのかもしれんけど
力による覇道より、徳を積んで王道を歩んだら天下が取れるとかいうのが
いらいらする
晏子も晏嬰より晏弱のほうがおもしろかったし
子産も孟嘗君も前半のほうが面白い
後半になると盛り下がるのは宮城谷の作風か?w
248 :
名無しさん@13周年:2013/10/15(火) 02:06:27.94 ID:Xi5YlFW10
この人の作品は高校時代に随分嵌って、当時出版されていた小説や随筆は入手しうる限り
全て読んでいたな。
今は小説自体殆ど読まなくなったけれど、暇だし久しぶりに読んでみようかな。
これは売れる
これも諸葛亮死んだらいきなり話のスピードが上がるの?
五丈原以降を書いてるのが少なすぎ
柴錬と、田中芳樹の短編と、内田重久のと、あと他にある?
江森はホモ小説なんで読んだことない
251 :
名無しさん@13周年:2013/10/15(火) 02:11:26.55 ID:UxaKkhFyO
>>245 結局最終的に天下を取ったのは異民族の唐だから、しゃーなしだな。
252 :
名無しさん@13周年:2013/10/15(火) 02:18:38.20 ID:UxaKkhFyO
司馬懿が家康と被って仕方なかった。
253 :
名無しさん@13周年:2013/10/15(火) 02:20:54.39 ID:qe6k5a8V0
>>247 俺も昔は晏嬰より晏弱の方が面白かったけど
最近読み直したら晏嬰の良さが分かった
というか景公がバカ可愛い
この人の小説昔よく読んだ。
気取った感じの文章書くひとだよね。
>>252 しばちゅうさんはクーデターで天下取った役人だけど家康は下克上もなしに独立した戦国大名
(: ゚Д゚)黄忠の生涯を小説にした作家さんはおらんかのう?
蒼天航路で興味を持ち、色んな人の三国志を読んで、
特に面白かったのは蒼天航路、秘本三国志、北方三国志でした
これも読んでみたいけど、私が好きなこの3つとは傾向が違うのかー・・・
今すぐポチるか悩む
>>256 中国人の知り合いに聞いたけど、中国には黄忠が主人公の小説も
あるらしい
黄忠は対呉戦で活躍した黄祖の従弟で、劉表の甥・劉磐とともに
黄祖亡き後も呉の侵攻を防ぎ続けるという三国志には登場しない
前半生が目新しく、のちに劉備の陣営に身を転じてあとはご存じの
とおり
>>258 >劉表の甥・劉磐とともに黄祖亡き後も呉の侵攻を防ぎ続けるという
(: ゚Д゚)うお、ありがとう!
そこら辺の話しを横山光輝が描いてくれていたら・・・
三国志はマンガから入ったからな〜
>>255 家康は今川家を下剋上したとも言える
今川の一門格だったしな
それと源氏の名門・今川を乗っ取るために、源氏の徳川をでっちあげた
261 :
名無しさん@13周年:2013/10/15(火) 03:02:39.16 ID:mjDxHUoj0
>>123 晏子、重耳は、まだ文章がこなれてないたどたどしさがあるよね。
これが、楽毅になると急にさらっと良くなる印象がある。
ここらで作家として化けたのかなといつも思う。
でも最高傑作は「孟夏の太陽」なんですよ
>>218 吉川英治の時点で、すでに曹操は悪役とは言い難いところがあるが。
>>256 小説は知らんけど、漫画の短編集なら「異郷の草」(志水アキ)に黄忠が主役の作品もあったよ。
>>247 言い方かちんときたら申し訳ないのだけど
たぶんあなたはまだ宮城谷作品の一番面白い部分を理解できてないだけだと思う
268 :
名無しさん@13周年:2013/10/15(火) 09:37:58.28 ID:u1pJbp+P0
>>18 赤兎馬は出てくるよ。
>>161 北方三国志は論評一切なし。
宮城谷さんは司馬さんに近いね。
蒼天航路でも苦労してたけど、やっぱ演義は面白いんだよな。
曹操を偉人として描けば描くほど、劉備陣営もまた輝いちゃう。
270 :
名無しさん@13周年:2013/10/15(火) 09:44:50.75 ID:u1pJbp+P0
>>177 まああれだ。宮城谷三国志は曹操のおじいちゃんが赤ん坊の時代から始まるからな。
2巻でようやく曹操誕生とか、変わった視点すぎるだろw
>>200 絶世の美女と3Pとかな。
でも、小説としての出来は最悪の部類だと思うわ。
あれでは夏姫がどういう人だったのか全然わからんもん。
なぜあれで直木賞とれたかさっぱりわからん。
>>250 五丈原のあとも丁寧じゃないかな。
最終巻が一番面白かったし。
>>263 同意
でも、「孟夏の太陽」も先に重耳とか読んでたからよくわかったけど
あれが初めてでは苦しかったかも。
三国志モノは孔明死んだあとがグダりすぎというか、
筆者のモチべ下がりすぎててなあ…
劉禅は絶対にいいやつだと思う
友達になれそう
273 :
名無しさん@13周年:2013/10/15(火) 10:23:56.87 ID:6JZd72j/0
吉川英治、三好徹、陳舜臣、北方謙三、宮城谷昌光。
これだけ読んだが、宮城谷昌光だけは、8巻で挫折。
とりあえず、苦痛でしかなかった。
でも、のこり4巻なら、がんばって読もうかな。
274 :
名無しさん@13周年:2013/10/15(火) 10:28:40.31 ID:UxaKkhFyO
曹叡があと30年長生きしてたら、魏が中国を統一してたろうね。
275 :
名無しさん@13周年:2013/10/15(火) 10:33:08.07 ID:emqjWWW60
あんま面白くなかったな
三国志は吉川が最強
正史は変に弄るよりかちくまでいいと思う
「沙中の回廊」が面白かった。
277 :
名無しさん@13周年:2013/10/15(火) 10:51:42.51 ID:6JZd72j/0
>>275 > 三国志は吉川が最強
オラもそう思う
278 :
名無しさん@13周年:2013/10/15(火) 10:57:07.70 ID:49KJvXH+0
吉川三国志なんてファンタジー
歴史小説じゃない
279 :
名無しさん@13周年:2013/10/15(火) 10:58:37.22 ID:saPvcrCu0
宮城谷三国志はどこで終わってるの?(´・ω・`)蜀滅亡ある?
280 :
名無しさん@13周年:2013/10/15(火) 10:59:43.66 ID:kMZT6EnTi
横山光輝の漫画60巻が、一番読みやすかった。
281 :
名無しさん@13周年:2013/10/15(火) 10:59:45.05 ID:0ia08W5z0
宮城 谷昌光じゃなくて
宮城谷 昌光だったのか・・・
282 :
名無しさん@13周年:2013/10/15(火) 11:00:40.23 ID:hs/IjedE0
孔明無き後もいろいろ書いてあって自分は好き
曹叡や統一前の司馬一族の治世もちゃんと書かれてたし
283 :
名無しさん@13周年:2013/10/15(火) 11:03:19.21 ID:8cMXHbMq0
助さん格さん、やっておしまいなさい
284 :
名無しさん@13周年:2013/10/15(火) 11:03:44.63 ID:hMVy5YEJ0
孔明が周瑜や魏延に掘られる小説あったよね
なんだっけ?
>>245 そこが三国志演義の面白さよ
魏呉蜀滅びて、晋の天下統一がエンディング
ああ無情ってさ
演義は西遊記と同じ扱いなのにな
サムライや忍者の海外評価に通じるものがある
しょせん仏法からみたら、地獄、餓鬼、畜生、修羅の四悪道をグルグル回ってるだけw
それが中国4000年の歴史w
ここまで韓国志の話題なしw
これ掲載誌ドコだっけ?
中島敦に三国志を書いて欲しかった
南蛮討伐はないの?
292 :
名無しさん@13周年:2013/10/15(火) 11:28:28.94 ID:R/Jr3IUV0
293 :
名無しさん@13周年:2013/10/15(火) 11:34:57.42 ID:0CkSvKmh0
五丈原で終わりじゃなく晋による統一まであるの?
しかし、父祖世代から書き出すあたりが宮城野氏っぽい。
この人の長編より短編の方が好きだから読むの迷うなー。
>>288 そろそろコケるから現在状況のほうが面白い。
クネちゃんがどんな最期を迎えるかと思うと目が離せないw
そもそも連中に歴史なんてないしwww
295 :
名無しさん@13周年:2013/10/15(火) 11:42:47.89 ID:ZhCvyar20
孔明は朝鮮出身
まだ連載してたのかよw
この人の作品は好きで昔よく読んでたが、三国志は5巻くらいで止まっちゃったなあ
次出るまでのスパンが長すぎて付いていけないよw
完結したなら読み直そうかな
297 :
名無しさん@13周年:2013/10/15(火) 11:46:02.74 ID:/LAHFZUmO
でも、すぐリアル三国志が始まりそうなんだけど…
歴史小説って資料あったって結局は作者の妄想が殆どだよね
分厚い反三国志を持ち歩き、中二病を満足させてたのが懐かしい。
300 :
名無しさん@13周年:2013/10/15(火) 11:49:50.39 ID:7R53W5Cq0
ばっか、ホントの三国志は極悪非道の中国人劉備玄徳を日本から来た卑弥呼の愛人の武将が惨殺して
入れ替わって人徳に富んだ正義のヒーローになるんだぜ
あ、趙雲はホントは女で呂布の子供産むぞ、マメな
301 :
名無しさん@13周年:2013/10/15(火) 11:50:31.72 ID:FqoJM73k0
歴史小説ってのは同時代とシンクロできなくなった
才能の枯渇した老作家が最後に行き着くジャンルだよね
302 :
名無しさん@13周年:2013/10/15(火) 11:52:00.56 ID:ABIxsBYt0
>>7 くどいぞ曹操、男には守らなければならないものがある。
三国志はコーエーのゲームしかやったことないけど
この人の本は勝てるの?
宮城谷の最近の作品は読みにくい。延々と家系について触れたり、
こんなのに興味ある読者がどれだけいるんだ?って脱線が多い
305 :
名無しさん@13周年:2013/10/15(火) 12:01:50.45 ID:Nc+akAJF0
>>298 歴史資料自体、どれだけ妄想が紛れ込んでるか分からんし。
306 :
名無しさん@13周年:2013/10/15(火) 12:03:09.67 ID:GXhpuPBp0
>>298 その妄想を楽しむのがいいんじゃないか。
自分の解釈の違いを突っ込んだり、そういう解釈もあるのかと考えさせられたり。
308 :
名無しさん@13周年:2013/10/15(火) 12:08:07.93 ID:9MGJJgOR0
正史ベースなら魏優遇にならないか
魏史なんだからどうしても魏に正義あり的に脚色されてんだろ
309 :
名無しさん@13周年:2013/10/15(火) 12:10:30.07 ID:AehPkBKh0
結局司馬家が簒奪したし三国全員敗者だよ
脚色というなら曹魏を悪く書かなきゃな
310 :
名無しさん@13周年:2013/10/15(火) 12:11:55.35 ID:qo8MTKGr0
この人の小説だけは唯一読んでる
日本のはつまらなく中国のは面白い
>>308 正史だと正当王朝の魏が中心になるかと
演技はそれぞれ正当なものとして対等に書かれている
脚色は蜀が一番ひどいよ
>>308 実際、曹操の爺さんの話からスタートだし
実質小説版魏史みたいなもんだわな
周倉や関索は出てこないのかな
314 :
名無しさん@13周年:2013/10/15(火) 12:24:06.81 ID:MobzCtUz0
孔明の奥さんはインド人と聞いた事がある
孫策が若くして死んだのが惜しかったかな
316 :
名無しさん@13周年:2013/10/15(火) 12:27:16.26 ID:0CkSvKmh0
>>315 早死したから失態も少なく美化されている部分はあるだろうけどな。
スタート地点が黄巾の乱よりだいぶ前だったもんな
>>116 なにそのキャラ設定
完結を機に、読んでみようかと思ったが、無理ゲーっぽい…
319 :
名無しさん@13周年:2013/10/15(火) 12:36:32.17 ID:AehPkBKh0
>>317 なんで漢帝室や世の中がこうなったのかってのが判って良かったと思う
320 :
名無しさん@13周年:2013/10/15(火) 12:36:50.00 ID:LQkK0+QZ0
お前らの中国の歴史に関する詳しさは異常やな。
そりゃ当の中国人からもキモいと言われるのも当然だ。
321 :
名無しさん@13周年:2013/10/15(火) 12:36:50.43 ID:3MgMZVPLO
正史なんてものが中国にあるのか?
現代史さえ虚偽と隠蔽の塊。
過去の正史など無意味でくだらん。作り話を楽しむ程度が中国の歴史に相応しい。
322 :
名無しさん@13周年:2013/10/15(火) 12:38:15.79 ID:2ZC4BRn10
重耳とか昔の作品は面白かったけど最近の作品は蘊蓄が多くてあんま面白くない
曹操出てくるまでが一番面白かった
あとは好きな武将がポチポチ出てくるのをニヤニヤしながら読む
三國時代は支那史の中では、特に何も無かった時代だからなあ。
魏の王弼みたく、老子や易経に優れた注釈をつけた天才もいるけど。
326 :
名無しさん@13周年:2013/10/15(火) 12:57:14.82 ID:T96GHk320
短編の孟夏の太陽、長編の重耳、樂毅は面白かった
樂毅の雌伏の前半生から燕の昭王のもとで爆発するかのような斉侵攻は爽快だった
>>321 はあ?
正史とは儒教思想に基づく
史記から連綿と続く
王朝の正統性の証明書だ
劉備と損権は賊という立場か
この人の本何冊か買ったけど、まだ一冊も読んでねーや
春秋戦国時代書く人って少ないよね
>>320 まぁ、基本三国志と春秋戦国くらいだけどね。
あと、チンギスすきなら宋末〜明初くらいか。
>>118 最新の林望かな。
紫式部の冗長で、意味がとりにくい文章をすっきり読ませる。
三国志で挫折したのは、江森備。
文体は好み、孔明がブラックで面白いが、エログロきつい。
それカットしたの希望
>>326 孟夏の太陽良かったよな
高校生の頃読んだが号泣したわ
334 :
名無しさん@13周年:2013/10/15(火) 14:11:58.20 ID:IIBg6V+x0
>>308 >>311- 312
演義があまりにも魏の記述が酷いからそういう誤解があるが、
正史自体も演義ほど酷くはないが魏を必要以上に悪く書いてる。
司馬氏の晋は魏を簒奪した立場にある。
正史三国志の編纂者はこの簒奪を正当化し、司馬氏の不義に大義を与え、曹氏とその系譜が滅ぼされる理由を歴史に求めている。
魏は正統な王朝でなければならないが(晋の正統性のため)、
同時に曹氏の系譜は非道でなければならない。
いわば、中韓によって記述された近代日本史のように、
勝者が敗者や簒奪した相手を記録した歴史は、歪曲や誇張を行間に求める必要がある。
むむむ
どれが良い悪いではなく
読みやすく、世界観に入りやすい、初心者向けの吉川作品(時代的にもあたりまえ)
もっと人間ドラマをドロドロと叙述したのが北方作品
現存する史書から史跡を辿って、穴を紡いで埋めたのが宮城谷作品
たぶん宮城谷作品が一番ハードル高い
少なくとも結構な量の中国歴史小説読んでないと面白く読めないと思う
>>284 >>332さんの書いてるコレか
>三国志で挫折したのは、江森備。
>文体は好み、孔明がブラックで面白いが、エログロきつい。
338 :
名無しさん@13周年:2013/10/15(火) 15:30:34.78 ID:+XfO+6Yx0
「正史」は司馬氏に気を使っているのが分かる。魏と蜀の人物は淡々と買いて悪人は
いない。「演技」はたしかに創作が多いが、あまりにも巧みで真実と誤解されている
のもある。司馬氏が実権を握ってからの記述は「演技」のほうがはるかに史実に近い。
関係ないけど
宮城谷→春秋戦国つながりで…
講談社から出てた安能さんの春秋戦国の本は
どこかで再販されてないのかな??
340 :
名無しさん@13周年:2013/10/15(火) 15:44:25.35 ID:X5O+LfFO0
太公望は面白かった
ちょっとファンタジー英雄者風
341 :
名無しさん@13周年:2013/10/15(火) 15:54:51.07 ID:UxaKkhFyO
>>315 孫策と周瑜が出会うエピとか、
趙雲が劉備に仕えようと決心するエピとか、
腐女子垂涎の話が散りばめてある。
関羽が劉備を見限っていたというのは斬新過ぎる発想だよなw
夏姫春秋は昔読んだけどもっとエロいのかと思ったら綺麗に書いてあったな
344 :
名無しさん@13周年:2013/10/15(火) 16:02:11.83 ID:pcptaNpe0
習近平、胡錦涛、江沢民三国志はいつですか?
この人のおもしろいよね
日本では全く知られてないマイナーな人の英雄話読んだけどすごいファンになった
346 :
名無しさん@13周年:2013/10/15(火) 16:05:52.94 ID:N98Ja4sA0
>>266 そこまで言うなら、面白い部分を語ってくれよ
喧嘩うってるわけじゃないがw
ハードカバーで出始めた頃、3巻くらいまで買った覚えがあるんだが
あんまり面白くなくて挫折した
文庫で読み直してみようかな
>>345 お前が知らないだけで
書いてるの割と有名どころじゃん
俺も三国志や漢楚あたりの人物はゲームやマンガで知ってたけど
春秋・戦国時代に興味を持ち始めたのは宮城谷さんの本を読んでからだなあ
楽毅や重耳なんてぜんぜん知らんかった
この人は動的な英雄を書くのが下手になった
>>350 春秋戦国は面白いですよね。
今、田中芳樹の隋唐演技を読んでるんだが、知らない登場人物ばかりで
しかも姓が被ってる人が多く、どうにも話がわからん。
353 :
名無しさん@13周年:2013/10/15(火) 16:30:27.90 ID:PbNKKX+i0
三国志は頂けないなぁ・・・。
春秋〜戦国等の三国志以前の話は好きなんだが・・・。
>>352 >田中芳樹の隋唐演義
自分も一応読んだけど、人物関係覚えてないやw
随分前に読んで忘れてるせいもあるが…。
講談だから、三国志みたいに人形劇とかにすればわかりやすくなるかなぁ。
花木蘭なんかは少女漫画で読んだんで入りやすかったけど
原作の田中芳樹の小説は余り覚えてないというw
>>346 申し訳ないけど人生経験の差だと思うから10年後にもう一度読み返してくれ、としか言いようがないです、ごめん
宮城谷作品ってそんなにハードル高いかな?
自分は10代のときから普通に読んでたけど
むしろ、いま読むと「書き出しがたいてい、風か匂いの話だな」とか
よけいなことが気になるw
おれの特殊な例(キリッ は知らんが一般的にはハードル高いと思うよ
あと空ねwおれも気になるw
紀元前中国はこの人の独壇場だからな
司馬遼太郎にとっての幕末がそうだったように、
宮城谷昌光の描く春秋戦国時代は『歴史上の事実』として人々に伝わってしまうレベルまで来ている
凄まじい技量だけど、そいつは小説家にとって好ましくない現象でもある
やはり司馬遼太郎は、他人が勝手に作った『司馬史観』なんて言葉を押し付けられて
あらぬ方向からの見当違いな、しかも大量の意見をまともに喰らう羽目になった
そういう意味でも、既に様々な人によって描かれている三国志に手を出したのは良かったと思う
>>356 あんまり馴染みのない、春秋戦国とかが多かったからじゃ?
黒一色にまとめた100騎の精鋭が万の敵を断ち割ったり、
チート武将が無双するけどあっけなく暗殺されたりはしないが、
それでもこの作家が好きです
龍馬伝のとき、司馬竜馬オタのウザさといったらなかった
歴オタとは毛色が違う。宗教?
>>361 ハードルを高くして自分の聖域を作りたがる傾向でもあるのかね
ジロリアンと同じ匂いがするw
>>360 童貫ファイト、レディー・ゴー!!
あっちのは耶律きゅーか
こっちのは箕子、楽毅が良キャラ
365 :
名無しさん@13周年:2013/10/15(火) 19:32:23.97 ID:ImIHoJqu0
劉秀が凄すぎて、小説にもならない件。
>>365 唯一、下からの革命を成功させたようなもんだからな
吉川ファンタジー好きなヤツ多いんだな
同列で比較するのはジャンル違いだぞ
368 :
名無しさん@13周年:2013/10/15(火) 20:33:41.32 ID:4TtKQmoH0
どの作品でも脇役が魅力的なキャラばかりだな
特に白圭が最高
>>367 三国志てところから入ってる人も大勢いるからそれはしょうがない
370 :
名無しさん@13周年:2013/10/15(火) 20:42:11.17 ID:HnKgnvjo0
スウィート三国志面白いよ
371 :
名無しさん@13周年:2013/10/15(火) 20:44:23.54 ID:ZnnrcH1hO
恋姫無双で十分
>>358 漢字が出来る頃の話「沈黙の王」とか、おそらく思い込みたっぷりなんだけど面白い。
吉川英治の頃と現代では中国の歴史の研究も情報量も違うので、
歴史的なモノサシでの評価はフェアで無いかも
374 :
名無しさん@13周年:2013/10/15(火) 20:55:04.87 ID:WYSolxI20
この人もっと高齢だと思ってた
この人の作品、よく途中で主役交代したかのようにプッシュされる人物が出てくるのが面白い
最近蒼天航路の人が春秋戦国もの書き始めたな
荘子の孫が主人公のやつ
>>320 限定的だよ
宋代以降はそんなに詳しくもないと思う
>>373 あとそもそも読み手の知識が違うからね
吉川作品は三国志演技の日本への紹介、という立ち位置じゃないのかな?
>>377 そもそも講談というエンターテインメントの流れも汲んでいるから、その風を楽しむべきだろうしね
太公望読んだ後だと
新聞記事とかで殷と書いてあったりするどうも違和感を覚えてしまって
ええー商だろうーと思ってしまう
>>365-366 後漢はあんまり面白くないのかな?
小説の題材の頻度ではこんなイメージ。
○王朝創設でよく小説になる
秦、前漢、三国志、元
○時々題材にされる
南北朝、隋と唐、明、清
○ほとんど選ばれない
後漢、宋
中国の歴史を物語り的にアバウトに把握したければ、陳舜臣さんの
小説十八史略がお勧め。
全六巻で、殷から周へのあたりから元までをハイスピードで語ってくれる。
>>381 たぶん宮城谷スレに来る時点でみんな読破済みだと思う
陳舜臣の文は何か軽くてなあ…
読みやすいのは読みやすいんだけど…
京極夏彦に対する夢枕獏みたいな
>>380 宋以降は文治が進んで文官の政治的な話が多くなり、軍人さんの活躍に華が無い印象。
岳飛とか文天翔の活躍とかはそんな中でヒロイック過ぎる印象もあるし。
宋は水滸伝の時代だよね、中国ものは水滸伝が一番面白い
吉川、駒田信二、シバレン水滸伝、マンガで横山光輝、李志清、久保田千太郎と揃えたからなあ
北方はそのうちと思ってるけどなんか買う気がしてない
登場人物がそれぞれ個性的で庶民的な感じがなんかいい
三国志の登場人物で誰なりたい?
俺はぶっちぎりで霊帝。
387 :
名無しさん@13周年:2013/10/15(火) 21:45:30.71 ID:RkWkCrnL0
三国志はいろいろドラマがつまってるからな。
俺は吉川しか記憶に残ってないけど
曹操は英雄豪傑タイプ、劉備は春秋時代の伝統を受け継ぐ人徳人望の劉備、
そんで南方の僻地だが急速に台頭する呉の孫権だったか。
魏は現代で言えばアメリカ、蜀は戦前の日本、呉はロシアみたいな。
死せる孔明、生くる仲達を走らす!とか。
秋風五丈原の悲哀。
孔明を招く三顧の礼、その他多数・・・
面白いよな。一個一個の章のテーマがかっこいいしw
三国志物なら恋姫†無双と一騎当千しか読んだこと無いな
389 :
名無しさん@13周年:2013/10/15(火) 21:54:15.97 ID:YqwN7jMY0
歴史の勉強じゃないんだから、吉川英治のでいい。
あれが一番面白いんじゃないかな。
>>365 うん、草原の風まだ読んでないんだけど、つまんないの?
ゲームと吉川のしか読んでないけど三国志って尻つぼみな印象。
最初の頃は煌めくように武将が出てきてワクワクするんだが後半どんどん死んで行って後継者不足で寂しくなって行くんよね。
>>391 日本の戦国時代もそうだけど、後半になるといいもん食って、きちんと文武の教育をされた
万能型の武将が活躍するようになるので個性が薄まるんじゃないかと思うのです。
>>391 そういう栄枯盛衰がいいんじゃないか
あれだけ居た英雄が、蜀漢は姜維、魏は司馬懿くらいしか
めぼしいのが居なくなって、結局司馬氏の棚ボタエンド
三国いずれも天下取れないってのが空しい。けどリアル。
>>387 呉は貿易での経済力があり、中原にはあまり拘りが無かったんじゃないかと。
あと、劉備は野心的な人物だったんじゃないかなぁ
ぼくとつこつぼくこつとつごくとこくつかな。
オススメの宮城谷先生の本はなんですか?
ちなみに読んだことがあるのは「楽毅」と「重耳」だけです
膨大すぎてなにに手をつけたらいいかわからない
あ、あと三国志は文庫本で7巻まで買ってるけど最終巻まででるあてがついてから読もうと思ってる
>>397 手当たり次第に目に付いたのを読んでいいと思う。
晏子、天空の船、孟夏の太陽、沈黙の王あたりかなぁ
400 :
名無しさん@13周年:2013/10/15(火) 22:23:06.59 ID:KhpaqZTuP
山賊の親分だった劉備が
花嫁行列を襲ってレイプしたりする話も収録されてんのかな?
>>397 晏子は読みやすかった
重耳の続きの話とするなら士会も良いと思う
正直、太公望だけはいまいち合わなかった
なんというか、RPGみたいな展開だなあと思ったわ
後半からSRPG
403 :
名無しさん@13周年:2013/10/15(火) 23:02:13.18 ID:XadhOL280
>>320 今じゃ特ア(特定アジア)なんて呼ばれてたりもするが
歴史があるのは事実、そこはあの半島とは違う
今の中国がどんだけ嫌いだろうと、中国の歴史にまで文句を言うのは筋違い
404 :
名無しさん@13周年:2013/10/15(火) 23:03:35.80 ID:2NvKcu8h0
>403
ネットの一部でだがなTVでも新聞でも実生活でも特定亜細亜なる愚
かな造語ではなく亜細亜諸国ときちんと言っているぜ(KKKクーク
ラックスクラン新聞は知らねえが)
>>367 北方もほかのも十分にファンタジー何ですがそれは
406 :
名無しさん@13周年:2013/10/15(火) 23:12:27.35 ID:AIRZSBK30
>>321 三国志より前の始皇帝の時代の物証があるだろ
宇宙からも確認できるという城が
もっとも殷周時代まで遡ると怪しいけどな
紂王ガチ名君説もあるし
ああちなみに殷の時代までは事実とされてるから
407 :
名無しさん@13周年:2013/10/15(火) 23:18:59.18 ID:hphL8ul70
因みに、兵馬俑の兵隊の顔が一人一人違うこともコンピュータ解析で実証されてるし
本来全員に色が着いてたことも判明してる
408 :
名無しさん@13周年:2013/10/15(火) 23:20:51.89 ID:cm7ZyrH7O
>>406 版築で作った部分も見えるの?
あと殷は山東の異民族と戦争して疲弊したところを西方の周に攻められたとか。
甲骨文字の本で読んだ覚えがある。
409 :
名無しさん@13周年:2013/10/15(火) 23:26:18.20 ID:rBIuKsDMP
>>298 残念ながら史記で「司馬遷の妄想でしょこれ?」というものも
結構史跡が見つかったりしている
夏王朝の史跡とか孫子なんかも孫?兵法と孫子兵法が別物と言うことが
判明したりしている
陳舜臣の秘本三国志的なの結構すき
411 :
名無しさん@13周年:2013/10/15(火) 23:28:40.07 ID:rBIuKsDMP
あれ?1年くらいまえに文芸春秋の連載おわってなかったか?なんでいまさら・・・。
曹操を洛陽の警察長官に大抜擢してくれたのが司馬イ仲達のパパだった、とか
びっくりネタが満載だから面白かったよ。
>>406 中原を中心とする中華の歴史の記録は基本的に周になってからなので、
殷は分が悪く歴史に残っている可能性あるね。
>>412 全12巻、だから最終巻が出たよって事じゃ?
よく知らんけど。
415 :
名無しさん@13周年:2013/10/16(水) 00:19:49.69 ID:znN+eaP+0
演義ベース: 吉川、柴田、北方、横山
正史ベース: 陳、宮城谷
それぞれに優劣があるわけじゃなくて、好き嫌いの問題
羅貫中のも、正史ベースだね。資治通鑑ベースかもしれんが。
418 :
名無しさん@13周年:2013/10/16(水) 01:24:48.40 ID:xpiHuqZsO
三国志にはまって、中国留学するってったら、
優しい父ちゃんが豹変
いかにキチガイ国家か、というか昔から進歩もない野蛮国かということを語り始めた
は?三国志?その時代と今の中国人は別物だから
とも言われたな
>>265 (: ゚Д゚)おお、ありがとう!
マンガであるのか
今度、時間あるとき、久しぶりに古本屋巡りしてみるかな
420 :
名無しさん@13周年:2013/10/16(水) 01:38:02.39 ID:PM3s3dNJO
陳舜臣は十八史略が好きだな。暇なとき繰り返し読んでる。
421 :
名無しさん@13周年:2013/10/16(水) 01:41:58.08 ID:K6lx76iH0
おお、後はベルセルクだけだな。
もうキャスカはもう大活躍?
空手バカ一代と男の星座を正史ベースで復刊だ!
著者はつのだじろうで
晏子と天空の舟、夏姫春秋が好きだったな
宮城谷さんの作品中には(私が知っている限り)横文字も出てこないし
安心して世界にのめり込めるのが良い
424 :
嗚呼:2013/10/16(水) 01:49:29.96 ID:w03umJXwP
宮城谷って、ルビふったクソ漢字羅列の
駄文のやつか。
425 :
名無しさん@13周年:2013/10/16(水) 01:51:37.89 ID:H0YhJyqC0
正史寄りか演義寄りかで読む気も左右されそう
三国志ものなら恋姫無双と最強武将伝三国演義をアニメで見たくらいか。後者は中国制作アニメだが
孔明が南方制圧に牛のロボット使ってる場面が凄かった。当時の中国って進んでたんだな
中国のものなんてウソばっかり
信じてるバカの気が知れない
>>426 羅貫中のは基本的に、正史がベースだね。
文章まで、ほぼそっくり正史と一致する個所も数多い。
しかしその物語全体の構成や、正史の中からどのエピソードを採用しているかなどを見ると、
正史よりもまず資治通鑑をベースにして、年代順に組み立てたらしき節もある。
この正史をベースにした羅貫中の小説は、
完成度が高かったために、のちにはこの小説自体をベースにした作品も多く発表された。
吉川英治のものは、当初は、羅貫中の小説を借りて、
日中戦争当時の状況を踏まえた新しい三国志小説を作ろうとしたらしき節もあるが、
途中からは、ほぼ羅貫中の作品をベースにしているし、
(張?がなんどでも死ぬなどのオリジナリティもあるが)
柴田錬三郎の作品も、一部に、柴田のオリジナルのエピソードを組み込みつつも、
基本的には、羅貫中のものをベースにしている。
以上は、まとめて演義ベースとして分類されるわけであるし、
それらとは別に、秘本三国志や、鋼鉄三国志のように、羅貫中の作品に拠らずに、
独自に正史をベースにした小説もあるが、
まあ羅貫中の三国志演義自体は、まちがいなく正史ベースと言って間違いないと思うよ。
間違いなく、間違いないという文は、吉川英治の張コウっぽくてよくない。
>>397 どうせなら最近のがいいのでない、湖底の城。
史実ベースの西遊記を、
434 :
名無しさん@13周年:2013/10/16(水) 06:17:57.44 ID:efYLOjE20
>>427 前半が超展開のやつか
「呂布将軍娘を嫁に」
「お父さんと呼ばせてもらおう」
435 :
名無しさん@13周年:2013/10/16(水) 06:20:40.43 ID:fkxbL9SF0
436 :
名無しさん@13周年:2013/10/16(水) 06:24:17.45 ID:L9Xblfri0
中国史なんかもう辞めろよ どうせ大半がインチキ、そういう国民性は変わらないだろ昔から
馬鹿みたいに大げさにドラマチックにいいように
昭和の作家が中国史書いたら日本より壮大なテーマあつかってるって いい気になって
突き詰めたら自分の金儲けなのに
何度も三国志は蘇る
個人的には柴錬なんだが、本との出会いは、世代以上に人それぞれだからなぁ
100年後も誰かが書いてそう
まあ、そういう事
三国志ものは、陳舜臣の秘本三国志が、意表をついてて一番好き
でも、読むなら、正史三国志ものの小説より、ちくま学芸文庫の「三国志正史」そのものの方が面白い
岩波の史記列伝で、列伝形式の本を、注釈参照しながら読むのになれていたので、
ぜんぜん読めたし、自分でパズルのピースを探して、組み立てて読んでいく感じがたまらん
>>293 俺が持ってるザ・三国志(全120回)には晋の統一まで書いてある
秋風五丈原が104回やから孔明没後も結構長い
個人的に三国志は吉川以上のものには出会えそうにない
体に染みついたものw
宮城谷さんの作品では、同じく三国志好きの友達の愛読書だった『重耳』を一気に読んだのが思い出深い
>>419 265です。
凄く短いので物足らないかもしれませんが。
一冊のコミックに黄忠、鍾会、甘寧、孟獲、簡雍の5話ですので。
442 :
名無しさん@13周年:2013/10/16(水) 08:32:45.46 ID:VC0EQGLi0
>>358 楚漢戦争の辺りは色んな作家さんが書いてるから独壇場って感じじゃないが
春秋戦国は宮城谷無双だな
>宮城谷昌光の描く春秋戦国時代は『歴史上の事実』として人々に伝わってしまうレベルまで来ている
資料がほとんどないから当然なんだけどオリジナルキャラ出まくりだしな
司馬よりも創作要素は多いと思う
443 :
名無しさん@13周年:2013/10/16(水) 08:58:08.79 ID:YwilM/r50
>>442 英文科出てるからね、漢文が読めるんだよ文法が一緒だから。
語学力ってのは強いな、晏子春秋なんて素読できるみたいだし。
ク ク || プ / ク ク || プ // ,へ ヘ
ス ク ス _ | | │ //. ス ク ス _ | | │ // /ハ \_/ 八
/ ス ─ | | ッ // / ス ─ | | ッ // /_______}
/ _____ // / // ..{_____曹●操_| 『三国志正史』で真実の歴史を知った、
. / l⌒l l⌒l \ )) ____ |ミ/ ー―◎-◎-) そんな俺の布教活動は間違ってはいない。
. / / ̄| ,=| |=、| ̄ヾ / ____ヽ (6 u (_ _) ) ただ捏造物語にすぎない『三国志演義』に感化された、
/ ̄/ ̄. ー'●ー'  ̄l ̄ | | /, −、, -、l )) ―-、ノ/| .∴ ノ 3 ノ 劉備・諸葛孔明を支持する愚民どもが余りにも多すぎるんだ。
| ̄l ̄ ̄ __ |.  ̄l ̄.| _| -| ,=|=、 || | -⊂)/ _\_____ノ__
|. ̄| ̄ ̄ `Y⌒l__ ̄ノ ̄ (6. ー っ-´、} | |/ 曹 ≡ :::: (、 ヽ
ヽ ヽ 人_( ヾ ヽ `Y⌒l_ノ ヽ `\( 操 ≡ :::: |___|
>〓〓〓〓〓〓-イ /ヽ 人_( ヽ `− ´ ( .命 ≡ ::::. | |
/ / Θ ヽ| /  ̄ ̄ ̄ ヽ-イ
曹操患者
安能務なんかも、タイトルそのまんまの焼き直し小説出したせいで、
そもそも創作なのに史実とか翻訳そのものだと思われたことがあったな
ちなみに、安能務の「春秋戦国志」があるので、春秋も宮城谷の独壇場って気はしないわ
>>438 秘本三国志おもしろいんだけど八百長多すぎで爽快感がないんだよなw
447 :
名無しさん@13周年:2013/10/16(水) 09:39:01.48 ID:kfKXmGvN0
この人の文体ってクセがあるけれど
読後感の清々しさは病み付きになるな
楽毅なんか本当に素晴らしい!
>>445 安能氏の「春秋戦国志」好きだな。
ノリが軽すぎて悲壮感が少ないあたりがw
宮城谷氏は短編の方が好きだな。長編だと主人公の性格が似てくる。
三国志は群像劇だからまた違うだろうけど。
449 :
名無しさん@13周年:2013/10/16(水) 09:42:23.48 ID:a9/9PjYS0
太平天国もそうだったけど陳舜臣は別の視点や角度から書くのが上手いな
450 :
名無しさん@13周年:2013/10/16(水) 09:55:18.06 ID:fkaPHwBA0
俺は三国志に関する知識を全く得ることなく今に至ってるけどみんなどこで三国志に興味持つんだ?
>>342 まあでも、荊州で関羽が孤立していたのは事実だよなぁ。
>>365 なってるよ。
草原の風(中央公論新社、2011年)
高祖劉邦が漢王朝を開いてより約200年、王莽の簒奪より一度は途絶えた漢王朝だったが、
劉邦の子孫である光武帝劉秀と英俊豪傑らにより後漢王朝は再建される。劉秀の青年時代から王朝再建までを描く。
453 :
名無しさん@13周年:2013/10/16(水) 09:57:59.70 ID:bsN60sKC0
偉大なる曹操閣下マンセー!
>>402 同意。
なんだかあちらこちらで偶然に人が会いすぎだと思った
同じ町内会でもああはあわないぞ。
>>430 張こうが何度も死ぬってのは有名だったんだ。
確か3回は死んでたと思う。
好きなら好きと〜言えないところぉに人はいつも苦しむのお
五胡十六国を書いて欲しいな
458 :
名無しさん@13周年:2013/10/16(水) 10:47:19.88 ID:xqWMl6vI0
「演技」はスケールの大きさが違う。著者は「史記」「漢書」「後漢書」
さらに「論語」に精通していて文中に織り込み、詩人としての曹操、曹植
の詩まで物語に巧みに入れている。逆に言えば三国時代以前の中国の歴史と
文学、思想に通じていなければ本当の面白さは味わえない。
459 :
名無しさん@13周年:2013/10/16(水) 10:49:59.94 ID:znN+eaP+0
一番小さい蜀でさえ、日本よりはるかに面積広い
460 :
名無しさん@13周年:2013/10/16(水) 11:05:21.64 ID:AUR9+Vae0
晏子おもしろかったなー
461 :
名無しさん@13周年:2013/10/16(水) 11:13:45.98 ID:e41ws+n80
連環の計とか、映画で有名になってるけど
結構戦術も面白いのがあるんだよな。
ベトナムが中国と戦ったとき、実際まるで小説みたいな作戦で
中国軍を壊滅させてるだろ。
川が干上がるところに中国を船でおびきいれて
干上がったところで杭だらけにしといて
逃げ場を失った中国軍を一網打尽にするやつ。何だっけな。
自然の環境を利用していかに敵を叩くか。
そういう話が盛りだくさんだよな。
462 :
名無しさん@13周年:2013/10/16(水) 11:26:47.38 ID:UByENHtF0
>>250 江森三国志、面白かったけどな
孔明が権力欲の塊で、あそこまで酷く書かれた小説は珍しい
とりあえず、1、2巻は
董卓の枕童子時代の絵をネタに脅され、周瑜に迫られ愛人関係に
→周瑜暗殺
周瑜を失ったショックで精神的にボロボロになったところ、劉備の寵愛は龐統へ
→龐統暗殺
って流れ
文芸春秋に出てたやつだよね
最後の方は毎月立ち読みしていた
>>106 前王朝の正当性を書かにゃいかんのだから、そうとは限らない
465 :
名無しさん@13周年:2013/10/16(水) 11:49:30.88 ID:nkKKz5no0
>>461 それは中国というよりモンゴル帝国じゃね
日本は邪馬台国の卑弥呼時代だもんなー。ほんと神話級。
インカとかマヤ文明もこの時代?
ローマは、繁栄が終わって混沌期かな。
中国とローマが戦争していたら、ローマの滅亡はもっと先立ったかもな。
三国の連携がどうなるか分からないが。
実在しませんでした、が羅列されてるやつ読みたい。
469 :
名無しさん@13周年:2013/10/16(水) 12:07:41.33 ID:6fuP072m0
>>462 ホモ黒孔明に耐えられるなら、異色作として楽しめるね
食わず嫌いの人には、チャレンジをすすめるよ
自分は脱落したが。。ラスト五丈原も凄まじいとかガクブル
最後まで読んだのは楽毅ぐらいかな
この人の作品は自分にはちょっと読みづらかった
472 :
名無しさん@13周年:2013/10/16(水) 12:37:22.18 ID:sDpE7GvM0
ちゃんと最後まで書き上げるんだからすごいよ
読むだけですぐ飽きちゃったのに
まぁそういう人もいるよね
俺は宮城谷先生の作品は最低でも4〜5回は読んでしまう
陳寿の三国志の面白いとこは
魏の人物の悪いところを書くときは他人の伝に紛れ込ませてるとこだな
宮城谷の作品はRPGのキャラ小説。
主人公はチート。
何千何万という民衆はゴミ屑以下の存在感。
血や泥の臭いが全くしない戦争シーン。
文体は司馬の丸パク。
大人になってゲームする時間は無いけど
ゲームが好きだって人は楽しめる。
諸葛亮だけ字で呼ぶ変な日本人たち
>>477 司馬懿だって字で呼ぶだろ
「司馬仲達」なら分かっても司馬懿だと分からんやつ居るぞ
あと最近の若いのは馬超も姓+字で呼ぶ
480 :
名無しさん@13周年:2013/10/16(水) 22:09:38.27 ID:jdkr0AbT0
というか
諸葛亮孔明って書くと文句を言う癖に
曹操孟徳や劉備玄徳には文句を言わないバカ大杉
481 :
名無しさん@13周年:2013/10/16(水) 22:26:38.91 ID:IZCJ7EHaO
春秋戦国時代は面白い
鄭問の漫画で目覚め
宮城谷を貪り読んだ
臭い文なら陳舜臣の方が更にカッコつけすぎな臭さは上
ただ、漢帝国以降はあまり面白みが無い(支那パターンが確立されて)し
三國志はかかれ過ぎてもう満腹。
夏姫春秋はエロくて好きだった
満州軍が山海関攻略するあたりが好き
宮城光
つじもと
たいら
485 :
名無しさん@13周年:2013/10/16(水) 23:52:09.85 ID:Ada8pTAgP
宮城谷ンが描いた男で白圭が一番カッコいいな
まじで惚れる
>>475 なんもわかってない
>>482 辻本と一緒にするとか味噌糞一緒くたの典型的な例
まじで失礼だからやめて
>>487 文体は司馬の丸パクだけど、
司馬よりも歴史に対して真摯だとは思うよ。
だけど上品すぎるんだよ、宮城谷作品は。
詩的すぎるというか。
泥臭い百姓や民衆の怨嗟が聞こえてこない。
まぁ英雄譚ならそれは仕方のないことかもしれないけど。
ファンタジーとして王家の風日は面白かった。
>>489 なるほど。
そこがいいと言われればそうかもしれんな。
空、大地、大河の荘厳さや爽やかさと
詩的な英雄譚が目的なら、
戦国や幕末のような泥臭さは野暮かもね。
RPGというのは言い過ぎたかな。
ただ、介子推はつまらなかったぞ。
太公望原作にRPG作れるよな
封神なら、ほぼSRPGだな
フィールドにユニット置いて戦うタクティクスオウガっぽいやつ
>>365 塚本せい(?)史って人も書いてる。
この人の小説、読んでてあまりおもしろくないけど
494 :
名無しさん@13周年:2013/10/17(木) 16:01:56.01 ID:3lH+BzRX0
封神演義は原作よんでがっかりしたなあ
三国志演義も西遊記もいいのに
あれはクソすぎだろ
漫画の方が上って
>>466 インカは、滅亡が1530年頃。帝国つくりはじめたのがその100年前くらいから
マヤは歴史が長いから、紀元200年ころなら前マヤ的なものがあったのかも
最盛期は800〜900年、完全滅亡は1600年代
496 :
名無しさん@13周年:2013/10/17(木) 18:33:01.16 ID:c0kadQ8tO
RPGかー
なんか読む気が薄れてきた
塩野ななみのチャイナ版みたいなのを期待してるんだけど
497 :
名無しさん@13周年:2013/10/17(木) 19:11:46.42 ID:BEX/sJS40
漢が崩壊した後はチンピラとマフィアしか出てこないからな
何がクニだよ!?という人間ばかりになるのが中国史の欠点
>>486 白圭は現代的で格好良すぎて時代の雰囲気を壊していた印象。
楚漢戦争絡みは斉の田氏以外に書いてる?
始皇帝暗殺未遂のやつとかあるべ
言われてみれば、放浪する系の主人公だとゲーム的な主人公と展開が多いな
この人の作品は、最初から貴族の子とかのスタート地点のほうが面白いかも
あと、どの作品も家宰が名無しのくせに凄く有能
502 :
名無しさん@13周年:2013/10/17(木) 22:17:43.07 ID:YHCoKG1d0
>>501 >あと、どの作品も家宰が名無しのくせに凄く有能
もうね、家宰に惚れるわw
とりあえず家宰が主人のベンチマークになってるな
太公望とか苦難を超えていくんだけど
敵か?!と思って出会う人物はみんな味方で助けてくれて
賊に出会ってもすぐに仲間になってそいつらが諜報活動超優秀で仕事がはかどるはかどるw
でもそういう人間関係を構成する力が小説の魅力だと思うよ
伏線は必ず消化するし
503 :
名無しさん@13周年:2013/10/17(木) 22:26:22.49 ID:aVr853OOO
宮城谷昌光はたしか「菅仲」読んだや。今は北方謙三読んでる。
年取ると歴史モノを好むようになるのは何故なんだろう
白圭の無双っぷりに男は嫉妬し、女は惚れる
12年でも完結が見られるだけファンが羨ましい
最近の作家ときたらもうね‥‥
>>493 塚本青は他の人が書かない素材をやってくれるのは良いのに、今ひとつ面白くないよな。
508 :
名無しさん@13周年:2013/10/18(金) 08:48:36.83 ID:vM4jWkHrO
>>486 不良貴族に拉致られた嫁を単身救いに殴り込んでいくシーン、
本宮ひろしのマンガで脳内再生したのは俺だけだろうか。
呉が魏に下るあたりをうまく小説にしてくれる人はいないかね
呉はあんだけ人材抱負だったのに何で負けたんよ
510 :
名無しさん@13周年:2013/10/18(金) 09:11:19.27 ID:SAgxMZNu0
>>503 フィクションが嫌になるからだろうな。
老い先短いのに自分より若い作家の作り事なんでどーでもよくなる。
文庫で買ってたわ。
この方の三国志は人物の逸話を入れて読者に人物像を想像させようとしている印象がある
その辺りがキャラ立ちをしっかりとさせる北方とかとは真逆じゃないかな
個人的には好きな作家さん
>>507 題材は興味深いのにね。嫌になって投げ出すほどつまらないわけじゃないけど、
手当たり次第、全作品を読みたくなる作家でもないのが残念
>>494 安能務はつまらんかった。
513 :
名無しさん@13周年:2013/10/18(金) 10:30:55.04 ID:I52RLzAq0
芳川三国志読み返すと、曹操初登場の時に自分で名乗るときの説明がおかしいと思った。
「われは〜の生まれで、曹操字は孟徳、子字は阿瞞、または吉利ともいうものです。」って
自分から「阿瞞」なんて言うかって、伝えられてる幼名を両方とも書いたな。
太公望がゲームっぽいって思ってたの俺だけじゃなかったんだな
修行イベントはちゃんとあるし、仲間イベントも充実
別グループを作って派遣とか、本当に重要な局面は最強ユニットの自分を使うとか
あれ、ここニュー速報+?
完結といえばガイエは歴史小説の方はちゃんと完結させてんの?
>>509 呉はおそらく海洋に面して交易での収入がけっこうあり経済的に豊かだったと思われ、
経済的に豊かな豪族のゆるい集まりの代表が孫家というぐらいだったんじゃなかろうか。
で、帝を称してから、そういった実態と、孫家の位置づけに齟齬が発生して、
孫家が強権を発動=>豪族の気持ちが離れてさらにいうこときかなくなる
がループして暴君の誕生
>>509 あのレベルの国家の興亡を
人材で語るのは無理がないか?
ゲームじゃないんだから。
519 :
名無しさん@13周年:2013/10/18(金) 19:25:04.00 ID:la+TWRiAi
国は人で構成されてるんだよ
バカじゃないのか?
三国時代の呉って、春秋時代の楚のように異質な存在だったのかな?
>>519 じゃあなんで呉は滅んだの?
人材ろんで語ってみろよ。
522 :
名無しさん@13周年:2013/10/18(金) 20:21:23.22 ID:+Hbmwsqy0
523 :
名無しさん@13周年:2013/10/18(金) 20:27:19.90 ID:TaXoyKXt0
>三国時代の本当の姿がここにある
このフレーズ過去に何度聞いたことか…
いい加減三国志飽きたわ
524 :
名無しさん@13周年:2013/10/18(金) 21:10:35.92 ID:TMXkeWko0
>>320 そんなマニアックな話は、あまり出てないようだが
三戦板とかだと、三国志ならまず演義・正史原文読破が基本で
「鼠を殺すのに皿を投げては勿体無いだろう」
この一文だけで関羽が曹操斬ろうとしたシーンだとすぐにわかって熱く語っちゃうような
そんな奴らがゴロゴロいるんだぜ
ただこれだけで
>>515 そう思うよねw
たまには、こんなに真面目なスレもあるんだな〜って。
落ちてると思ったら細々でも続いてて嬉しい。
自殺行為に近い晏嬰が荘公の死に対して踊の礼をしたという下りが、どうしても可愛らしく見えてしょうがない
なんか、ピョコンって動いて、みんな突っ込むタイミングを失ったようなイメージを勝手に持ってる
崔ちょは愛嬌のある悪党だったな。
528 :
名無しさん@13周年:2013/10/18(金) 23:26:55.55 ID:CbB+jCIiP
人がいればなんとかなるのは光栄のゲームだけね。
>三戦板とかだと、三国志ならまず演義・正史原文読破が基本で
( ´_ゝ`)フーン
呂布の頭に触角がないならそれでいい
531 :
名無しさん@13周年:2013/10/19(土) 11:08:19.20 ID:jUxuFer+0
>>519 だったら人口の多い魏が勝つに決まってんだろ。
ならばよし
533 :
名無しさん@13周年:2013/10/19(土) 11:16:37.54 ID:oAGaHOiFO
だがそれがいい
>>519 古今東西の歴史で、
国が滅ぶ原因として、
人口、経済、資源、地理、産業、気象
じゃなくて人材で説明できる例なんて少ないだろ。
>>534 秦と前漢は?表面化したのは人が原因じゃないかな?
まあ単に人材だけが問題で滅ぶなんてのは俺も聴いた事ないけど。
>>535 経済が好調で目立った外敵もいない状態で、ちょっとやそっと人材に難があったからといって国は傾かないわな。
殷ぐらい?でもあれも経済的に行き詰ってそうではある
古代の歴史なんて後付けで誰それのせいで傾いたとかいってるだけのような
>>537 中国の歴史だと国の徳が失われ、禅譲みたいな話あるけど、
実態はたぶん不景気とか恐慌とかなんだろうね
539 :
名無しさん@13周年:2013/10/20(日) 06:01:07.22 ID:VYqMqnh+0
オレの頭じゃ漫画じゃないとついていけない。
登場人物大杉 W
王朝最後は必ず最悪の皇帝、こいつが無茶苦茶やって民心が離れる。たまたま前代未聞の悪女がそこにいて、悪事を教唆する。
偶然の一致とは恐ろしいもの、悪玉皇帝と同時期に、王者の風格がある徳の人が彗星のごとく現れ、人々におされてやむなく蜂起して、強大な敵をやぶり国を譲られる
>>540 漫画だと公孫讃と呂布の区別がつきにくいから駄目
歴史でもミステリーでも、純文学以外を読む時は
登場人物を携帯にメモしながらじゃないと忘れる。
こいつの小説
最初は物凄く丁寧にじっくり書いてるのに
終盤物凄い勢いで雑に畳みだすんだよな
最初は意図したものかと思ったが
単に構成下手なだけだった
>>544 時代が動き出すとあとは流れのままにという部分はあると思うけど、
そう考えてもバランスが悪いのはあるね。
>>544 基本的な構成は、史料にある最も印象的なエピソードをクライマックスに持ってきて
そこへ至るまでを他のエピソードと想像力で補うって感じで、歴史小説としてはオーソドックスな形式なんだよな
そしてその想像力で補った部分が明らかに抜けて面白いってのが魅力なんだと思う
だた肝心のクライマックスは史料に極めて忠実で「自己流解釈も無し」「話を盛るのも無し」を貫くんだよ
盛り上がって盛り上がって、さあ決めるぞってところで、いきなり無味無臭になる
で、そこまで思い切りやっちゃった後で「想像力で補完したエピソード」は……今更書けない
だから後は収束するだけ、書くことも残ってないしってことになる
このクライマックスでの大きな落差とそれに続く微妙なフェードアウトは、まぁ個性といえば個性だけど、ちょっと俺も苦手だ
歴史小説って時代のどこを切り取るかの問題であって、
その後も延々と歴史は続いていくことを想うと、
ああいう呆気なさは俺は嫌いじゃないな。
書かれていない次のページへ続く感じが。
書かなければ手抜きと言われ
書いたら冗長と言われる
愚民は自分の都合しか考えないから
同じ作品でも後半テンポがよくなったって人と
後半が駆け足だという人がいて受け止め方はそれぞれだね
まぁでも、新聞連載の歪みじゃね?ってバランスの作品もあると思う。
550 :
名無しさん@13周年:2013/10/20(日) 13:41:23.58 ID:EvDgxEt6i
連載ものの尻切れトンボ感は新聞屋の担当が無能だからだわ
>>531 実際魏を乗っ取った晋が統一しましたやん
吉川英治もあんまり読んではないけど尻切れだったな
三国志は孔明、太平記は楠が死んだ後は総集編
原作の問題もあるんだろうが
553 :
名無しさん@13周年:2013/10/20(日) 18:09:21.96 ID:92wDCjNT0
>常に正史に立ち戻る書き方は、「飛ぼうとする空想の翼を押さえ地面から離
れないように進むようなもので、難しさも感じた」
作家じゃないけど分かる気がします
日本人が空想の翼を自由にはためかせたら高校生が古代中国にワープするような話ばっかになるから
だったらいっそのこと本能寺から現代に信長よんでくりゃいいのに
この人ってメジャーな人物書きたがらないよね
香乱記でも、劉邦や項羽じゃなくて無名な田横が主人公だったし
季桐はあの人が生み出した最高の女性キャラだと思うべ
>>116 君主は父親が暗君で子供は英邁、またはその逆か
ってのもあるぞw
孟夏の太陽、読んでみ
趙一族の栄枯盛衰の話だが
歴代当主が善人から大悪人からひたすら忍耐の人までバラエティ豊かだから
559 :
名無しさん@13周年:2013/10/20(日) 18:21:29.16 ID:92wDCjNT0
三国志か、確か四面楚歌で有名だよな、
宗江は藩金蓮と逃げ切れたんか?
560 :
名無しさん@13周年:2013/10/20(日) 18:38:11.66 ID:92wDCjNT0
>>275 吉川本しか読んでないけど
よく泣けたな
561 :
名無しさん@13周年:2013/10/20(日) 19:58:39.45 ID:SI9AoP97O
正史も面白いし、演義もいいんだよね
それプラス吉川だけでも満腹するくらい
562 :
名無しさん@13周年:2013/10/20(日) 19:59:50.21 ID:I3xGtq+y0
【話題】宮城谷昌光さん獄死
光武帝劉秀の新聞連載読んでたけど、大体ここで言われてるような感じだったw
途中まで丁寧に積み上げていくんだけど、最後の方グチャグチャッと
丸めるように風呂敷たたんで、読んでるこっちは「えっ?これで終わりなの?」
って終わり方。
>>563 主人公のひととなりを考えると、育ちから話が始まらないとわからないというのは論理的に正しいけどね。
織田信長も父親の信秀がやってきた事をおさえないとなんで、あんな人物になったかは掴みづらいわけで。
でも、やり過ぎじゃね?って思う事もw
565 :
名無しさん@13周年:2013/10/20(日) 23:44:14.82 ID:zlgaeIif0
>>238 ナムコは武器買って武将に与えると武力があがるというのが今考えると笑える
>>563 ものの哀れをうたってるんだよ
作戦だよ
作家には好きな型ってのがある
千代の富士がうっちゃりで買ったら嫌だろ?
楽毅の武霊王の最後なんかも、宮城谷作品にしては局地戦をねちっこく書いてて良かったんだけど
勝敗ついて武霊王幽閉になった瞬間の次のページぐらいで終わった衝撃
568 :
名無しさん@13周年:2013/10/21(月) 04:50:21.41 ID:zepG4Oz90
馬鹿が読むから商売になるw
やっと完結キター宮城谷さん、お疲れ様です><
面白い小説マジ感謝です。
>>566 たいていは よりきり で買ってたなあ
買えないと怒りの つりだし だった。
571 :
名無しさん@13周年:2013/10/21(月) 18:59:09.23 ID:ZHTBAX/L0
>>559 原典だけでいえば
史記ほど行間に深い含みを持つ格調高い史書は存在せんな。
みんなも夏姫春秋でヌイたよね
宮城谷さん夏姫好きだよな
他の作品でもちょろっと夏姫の名前が出て来たり
575 :
名無しさん@13周年:2013/10/22(火) 11:18:18.61 ID:dCgJNY3J0
>>574 三国志由来と思われているエピソードの多くは、
演義に込められた他の時代の出来事のオマージュ。
四面楚歌って創作だったのか
読んだ事ない作家だと思ったけど、スレ見てたら2作読んでた
昔は歴史小説読んだ事あったけど今は普通の小説さえ苦手だなあ
白圭って実際に居た人?
なんかいろいろ凄いんだがw
宮城谷さんの日本物ってどんな感じなんだろう?
三河物が何作かあるみたいだけど。
中国物みたいな英雄譚なのかな?