【健康】増える尿路結石、欧米化した食生活の改善が重要…男性は7人に1人、メタボの前触れ?水分摂取は1日2リットル以上を

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1諸星カーくんφ ★
ソース(MSN産経ニュース) http://sankei.jp.msn.com/life/news/131001/bdy13100109000001-n1.htm

 突然の激痛で気づくことが多い尿路結石。患者は40年前の3倍に上り、男性は働き盛りの世代に、女性は50代以降にそれぞれ
多い疾患だ。以前に比べ、治療の選択肢が増え、結石の大きさによっては日帰り治療も可能となっている。患者増加は食事の欧米化
が関連しているとされ、予防や再発防止に食生活の改善などが重要だ。

                   ◇

 ◆男性は7人に1人

 尿路結石は、腎臓から尿道までの尿路に結石ができる病気。石ができる場所によって血尿や激しい痛みなどの症状が現れるが、
石が大きくても無症状の人もいる。10万人当たりの患者数が、昭和40年の44人から平成17年は134人と3倍に増加。男性は
30〜50代、女性は50代以降に多い。男性は7人に1人、女性は15人に1人が生涯のうちにそれぞれ一度はかかるとされる。

 国際医療福祉大三田病院泌尿器科の荒川孝部長は「CT(コンピューター断層撮影装置)検査など診断技術の向上もあり、単純に
比較はできないが、特にこの10年で患者が急増している。背景に食事の欧米化があるが、働き盛りの男性は肉食や飲酒量が多い
ことも関係しているのではないか」と指摘する。

 石の成分は、シュウ酸カルシウムやリン酸カルシウム、尿酸など。動物性タンパク質や脂肪、塩分、糖分を取り過ぎると結石が
できやすいとされ、尿酸値を上げるプリン体の多い食生活も問題だ。

 治療は、結石の場所と大きさによって異なる。11年ぶりに改訂された「尿路結石症診療ガイドライン」(金原出版)によると、結石の
大きさが10ミリ未満の場合、体の外から結石に衝撃波を照射するESWL(体外衝撃波結石破砕術)という方法が勧められる。
石を細かく砕いて自然に石を排出させる方法で、麻酔がいらず、外来治療が可能だ。

 10ミリを超える場合、ESWLに加え、膀胱(ぼうこう)側から内視鏡を尿管に挿入し、レーザーで結石を破砕する経尿道的結石
破砕術という方法が推奨される。これは麻酔が必要で入院での治療となる。

>>2以降に続く)