【政治】参院選惨敗の民主 総括文書まとめ 海江田代表の「発信力不足」 菅直人元首相の行動が不信感を加速

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民主党は2日の役員会で、7月の参院選を受けた総括文書の最終案をまとめた。
惨敗の要因として海江田万里代表と細野豪志前幹事長の「発信力不足」を指摘。
東京選挙区で無所属候補を応援した菅直人元首相の行動についても有権者の
不信感を加速させたと批判した。憲法改正をめぐる党の主張を明確にするため、
具体的な改正案を提示する方針も打ち出した。

4日の両院議員懇談会で意見を聞き、来週にも決定する段取りだ。

総括案は参院選の比例票が得票数、得票率ともに昨年12月の衆院選を下回り、
党勢低迷に歯止めをかけられなかったことに関し「執行部の責任が極めて大きい」とした。

菅氏の行動をめぐっては、名指しを避けつつ「各地の参院選の取り組みに重大な
影響を与えた問題として、党本部の要請に従わなかった代表経験者の行動が、
有権者から『相変わらずのバラバラ行動』と捉えられた」と言及した。

政策面でも、憲法改正や環太平洋連携協定(TPP)、原発問題などの主張が
明確でなかったと強調。特に憲法改正問題をめぐり「必要と思われる条項については
具体的な改正条文を作成して、国民に提示することが求められる」と明記した。

また、党の現状を「国民から拒否される政党になっている。解党的出直しが必要だ」とし、
地方組織や情報発信力の強化など党改革を早急に進めるべきだとした。

政権奪還には野党共闘が不可欠だとする一方で「理念や政策の一致を前提としない
共闘は国民の理解を得られず、政権運営で行き詰まる」として拙速な野党再編を否定。
その上で「共同歩調が可能な課題を優先し、国会における共闘を模索していく」と明記した。

▼Sponichi Annex[2013年9月2日 22:07]
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2013/09/02/kiji/K20130902006539620.html