「小学生の頃、毎月走って本屋に買いにいった雑誌といえば、『ちゃお』『りぼん』
『なかよし』の3冊でした。クラスでは『私はちゃお派だよ!』と自己紹介するだけで、
その人のキャラが伝わるほどでした」──リカさん(21)は、そう小学校時代のことを
振り返る。ところが彼女は、最近の少女漫画を読んで、とても衝撃を受けたという。
「私が小学生だったときの、少女漫画の主人公ってギャルとかアイドルとか歌手とか
キラキラした女の子だったのに、今はオタクの女の子がヒロインなんですよ。
今『ちゃお』で連載してる『好きです鈴木くん!!』なんかは、腐女子や男装の描写も
入ってたりしてたし」
そこで、現在女子中学生のみゆきさん(15)に最近のクラスでの話題を聞いてみると、
「アニメとかマンガ、ニコニコ動画の話が主ですね。いまやオタクの方がスクール
カーストの上位にいますよ、三次元のアイドルとか私は全く興味ないです。
初音ミクをdisる人は、もうダメ」と言い切った。
小中学生向けの少女漫画も、オタクの要素がどんどん入り込んできている。いわゆる
「萌え豚」コンテンツを積極的に楽しんでいて、深夜のアニメを録画し、同人誌を
買いに行き、コミケに行く人も少なくない。前出・みゆきさんはこう語る。
「少女漫画は読んでいて楽しいです。アイドルとか、全くリアリティないから
感情移入できないけど、オタクなら私とほとんど変わらないから」
▼NEWSポストセブン[2013.08.17 16:00]
http://www.news-postseven.com/archives/20130817_205812.html