日本禁煙学会は、スタジオジブリ制作の映画『風立ちぬ』の制作担当者に宛てた文書をネットで公開した。
これは“映画「風立ちぬ」でのタバコの扱いについて(要望)”と題されたもので、現在公開中の同映画内の
喫煙シーンに対して意見するもの。
同団体は書面の冒頭で「現在、我が国を含む177か国以上が批准している「タバコ規制枠組み条約」の13条で
あらゆるメディアによるタバコ広告・宣伝を禁止しています。この条項を順守すると、この作品は条約違反
ということになります」と説明。
そのうえで、「教室での喫煙場面、職場で上司を含め職員の多くが喫煙している場面、高級リゾートホテルの
レストラン内での喫煙場面など、数え上げれば枚挙にいとまがありません」と指摘した。
ほかにもタバコが登場するシーンを列挙し、子供に与える影響などを危惧し、ジブリに対して「貴社が法律や条約を
無視することはいかがなものでしょうか」と呼びかけ、映画制作におけるタバコの扱いについて、特段の留意をすることを求めた。
ソース:
http://yukan-news.ameba.jp/20130814-89/