厚生労働省は9日、公的年金の2012年度の単年度収支決算(時価ベース)について、
自主運用を開始した01年度以降最高の黒字額を記録したと発表した。
決算には積立金の運用益を含んでいる。サラリーマンが加入する厚生年金は
10兆2692億円の黒字、自営業者らの国民年金も7226億円の黒字だった。
黒字は厚生年金が2年連続、国民年金が4年連続。
同省は「株高などで積立金の運用益が大幅に増えたことが要因」としている。
厚生年金、国民年金の積立金残高(12年度末)の合計は、
前年度から6兆6254億円増の126兆269億円だった。
(2013年8月10日00時05分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20130810-OYT1T00012.htm