【富山】すし・シャツ・お茶…万引き警部補「魔差した」

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1帰社倶楽部φ ★
富山県警港湾地区特別捜査隊の男性警部補(55)が7月末、勤務中に富山市内のショッピングセンター
で万引きをしたとされる事件で、県警は8日、警部補を窃盗容疑で富山地検に書類送検するとともに、
減給6か月(100分の10)の懲戒処分にした。
警部補は同日付で依願退職した。

県警監察官室の発表によると、警部補は7月30日午前11時半頃、同センターで、太巻きずしやワイシャツ
など計7点(3300円相当)を万引きしたほか、6月20日正午頃にも同センターでペットボトル入りの
お茶1点(160円相当)を万引きしたという。7月30日、万引きした商品を持ったまま店外に出た警部補
を店の保安員が呼び止めて発覚。県警は警部補に逃亡のおそれが無いなどとして、逮捕せずに任意捜査していた。
警部補はいずれも捜査車両で店を訪れていた。調べに対し、「私生活上の悩みがあった。イライラ感から
魔が差した」と動機を語り、「本当に申し訳ないことをした」と反省しているという。

山本禎暢首席監察官は「法を執行すべき現職の警察官が万引きという犯罪を犯したことについて、関係者や
県民の皆様に深くおわびする」と話した。千葉陽一警務部長も「今後、綱紀粛正を図り、再発防止に努めて
まいります」とのコメントを発表した。

会社役員夫婦殺害事件で逮捕された加野猛元県警警部補(55)が不起訴となり、改めて県警再生の取り組み
が注目されている矢先の不祥事に、山本首席監察官は「誠に申し訳なく、遺憾に思っている。今回の事案を受けて、
再生への取り組みを加速していきたい」と話した。

(2013年8月9日12時37分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130809-OYT1T00268.htm