麻生氏「ナチス発言」、揺れる大手新聞報道 最初は問題視せず、後から大きく取り上げる
麻生太郎副総理の「ナチス発言」をめぐる騒ぎが止まない。
2013年8月1日、発言は撤回されたものの、以後も国内、さらには海外メディアなどからも非難が殺到している。
一方で橋下徹・大阪市長など、「全体の文脈を通して読めば、それほど問題発言ではない」という指摘も出始めた。
また騒動の影で、第一報を伝えた新聞記事の「ナチス」見出しが、いつの間にか訂正されるなど、
マスコミの「揺れ」も目立つ。
読売新聞の記事の見出しが訂正される
麻生副総理は2013年7月29日、民間シンクタンク「国家基本問題研究所」主催の講演会に出席、
その中で憲法改正について「ナチスに学べ」などと発言した――とされている。
一方でこの講演会の模様は、30日の時点で毎日新聞を除く主要各紙(ウェブ版含む)がそろって報じたものの、
朝日新聞、産経新聞では「ナチス」の部分は問題視しなかったのか、記事では一切触れていなかった。
対して読売新聞および共同通信は「ナチス発言」を大きく取り上げ、
「ナチスの手口学んだら…憲法改正で麻生氏講演」(読売新聞ウェブ版、30日配信)
などと報じ、騒動の引き金を引いた。その後、各社はこれを後追いする形で発言を報道、
海外メディアも巻き込んでの「総攻撃」を浴びる羽目になった。
特にユダヤ人人権団体などが批判を始めると、各紙は大々的に「麻生叩き」に出た形だ。
J-CASTニュース 2013/8/ 2 19:55
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