「安倍天下」「独走態勢」=長期政権に対応を−韓国紙【13参院選】
【ソウル時事】
自民党が圧勝した参院選について、22日付の韓国各紙は1面トップなどで
「日本、今後3年は安倍(政権)天下」(中央日報)、「安倍(首相)、独走態勢に」
(朝鮮日報)と大きく報じ、警戒感を示した。長期政権への対応が必要と呼び掛ける
記事も多かった。
中央日報は「安倍(首相)はアジアの盟主の座を簡単に中国に渡せないとの立場で、
今後北東アジアの力学構造が激動に巻き込まれる可能性がある」と指摘。「韓国も
対日政策を全面的に再調整するほかなくなった」と強調した。
同紙はコラムで「安倍政権が右傾化を加速させるのは確実だ」とした上で、
「日本を無視する戦略がいいのか。それとも首脳会談などで強力に反対の意を伝える
のが効果的なのか、考えねばならない。友人は選べても隣人は選べない」と韓国政府に
冷静な対応を促した。
韓国では、安倍政権の今後の出方が読み切れていないようだ。朝鮮日報は社説で、
「韓国と中国も安倍政権の選択を注目している。安倍政権は北東アジアの秩序の転換期に
自分たちが立っている事実に留意せねばならない」と、中韓への配慮を求めた。(2013/07/22-11:11)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2013072200357