中国で母乳が闇で売買され社会問題になっている。富裕層が「希少な栄養剤」として貧しい女性の母乳を飲用しており、
短文投稿サイト「微博(ウェイボ)」では、道徳や人間性を失った格差社会のゆがみを批判する声が相次いでいる。
中国メディアによると、経済特区広東省深●(=土へんに川)市の裕福な男性の間では、働き過ぎによる疲労からの回復
や手術後の養生を目的に自分専用の「乳母」を自宅などで雇い「栄養補給」するのがはやっており、1カ月1万5千元(約
24万円)で雇った例もあるという。農村部の平均年収の約2倍に相当する高額報酬だ。
母乳を売るのは四川省や黒竜江省などの貧しい家庭出身で、出産直後の女性。子どもの教育費を稼ぐため「心を鬼にし
て」赤ちゃんを親に預け「乳母」として数カ月の出稼ぎ生活を送る。売買には仲介業者が関与。若くてきれいな女性の人気
が高いという。(共同)
2013.7.19 15:43 産経新聞
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130719/chn13071915480003-n1.htm