インドのPTI通信によると、インド政府は17日開いた内閣安全保障委員会で、対中防衛力を強化するため、
中国との国境付近を中心に約5万人の兵力からなる新たな軍部隊を創設することを決めた。
北部ジャム・カシミール州では今年、中国人民解放軍のインド支配地域への侵入が相次ぎ、
インドは中国軍の挑発行為に神経をとがらせていた。
情報筋がPTIに明らかにしたところでは、創設費用は6500億ルピー(約1兆900億円)。
東部の西ベンガル州パナガルに本部を置き、東部ビハール州と北東部アッサム州に師団、
中国が一部地域の領有権を主張する北部ジャム・カシミール州のラダクと北東部アルナチャルプラデシュ州にも部隊を置く。
パナガルには空軍が空中注油機やC130輸送機を配備。陸軍は7年間かけて、北東部に
新たな砲兵部隊と機甲師団などを配置する。
ジャム・カシミール州の中印実効支配線付近で軽戦車やヘリコプターの戦力を増強し、
北東部には大陸間弾道ミサイル・巡航ミサイル部隊を配備することも計画しているという。
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130718/asi13071817400002-n1.htm