来年春に卒業する高校生を対象にした企業からの求人の数は、
去年より40%近く増え、リーマンショック前を上回ったことが厚生労働省のまとめで分かりました。
高校生向けの企業からの求人は、先月20日から全国のハローワークで
受け付けが始まっていて、厚生労働省は最初の5日間に寄せられた求人数を集計しました。
それによりますと、求人の数は7万9325人分で、去年の同じ時期より
およそ2万2000人分、率にして38.1%増えたことが分かりました。
これは、リーマンショック直前の平成20年の同じ時期より1万8000人余り多くなっています。
求人が最も増えたのは、青森県で、去年の2.9倍、次いで宮崎県が2.4倍、
鳥取県が2.3倍となっていて、長崎県を除くすべての都道府県で前の年より増えています。
これについて厚生労働省は、「東日本大震災の復興需要だけでなく、
景気の持ち直しの影響が西日本にも及んだことで全体の求人数を
押し上げたのではないか。この傾向は今後も続くとみられる」と分析しています。
7月15日 11時8分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130715/t10013045891000.html