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【海外】世界初!2.8倍望遠モード付きのコンタクトレンズを開発…米国とスイスの研究者チーム[7/5]
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キャプテンシステムρφ ★
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2013/07/05(金) 11:51:45.26 ID:???0
米国とスイスの研究者チームが、望遠2.8倍と通常の1倍に切り替えられるコンタクトレンズを開発しました。
この望遠モード対応コンタクトレンズの厚さは中央部で約1mm、周囲の最厚部で約1.17mm。
中央部は「1倍」モード用にそのまま光を通します。
瞳の周辺部には同心円状に微細なアルミ製の鏡がいくつも埋め込まれており、
これが周辺部から入った光を反射させて導き網膜に伝えるレンズの役割を果たします。
発表した カリフォルニア大学サンディエゴ校(UCSD) の Joseph Ford 氏らのチームは、
実際に試作した望遠対応コンタクトレンズを眼球モデルに着けて、2.8倍モードと1倍モードで撮影するコンセプト実証に成功しています。
そのまま着けると中央の1倍と周辺からの2.8倍が重なって見えてしまうため、3Dディスプレイ用の偏光液晶メガネを応用して、
どちらかの「採光部」にだけ光を通すことで望遠モードと通常モードを切り替える仕組みです。
用途としては、網膜の機能が低下し失明の原因にもなりうる加齢性黄斑変性(AMD)の患者を助ける医療用として開発されています。
研究チームによれば、AMDでは網膜そのものの機能が低下するため通常のコンタクトで焦点距離を変えるだけでは視力低下を補うことが難しく、
高価な外科手術でレンズを埋め込むか、大がかりなメガネ型の補助器具を用いる必要があります。
しかし望遠対応コンタクトならば手軽に装着でき、ほかの視力補助器具よりも視野が広く、
またシンプルな偏光メガネだけで望遠と1倍を切り替え可能である、とされています。
研究者チームは現在コンセプト実証段階の技術をさらに改良し、
長期間の着用に耐える材質の採用や望遠モードでの色やコントラストの改善などに取り組む予定。
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