【社会】群馬が北海道・十勝に宣戦布告…「フードバトル」で勝負![7/4]

このエントリーをはてなブックマークに追加
1キャプテンシステムρφ ★
産地と消費地をつなぐ事業を展開する「ファームドゥ」(群馬県前橋市)の岩井雅之代表(58)が3日午後、帯広市役所を訪れ、
民間主導による「フードバトル」を米沢則寿市長に提案する。
題して「フードバレーとかちVS赤城山 大地の恵み」。
全国各地で行われているB級グルメ対決を参考にし、同じく来勝中の山本龍前橋市長も「十勝ブランドに真っ向から挑みたい」と対決に協力する考えだ。

 山本市長や岩井代表ら前橋の視察団が2日午後、牛ふんペレットなどバイオマス事業の先進例調査のため来勝。
視察中、取材に対し、フードバトル構想を明らかにした。

 提案資料によると、富士宮市(静岡)と北九州市(福岡)の「焼きそば対決」や、浜松市(静岡)と宇都宮市(栃木)の「餃子対決」などを参考に、
十勝と前橋の両地域で生産の盛んな牛や豚、野菜を使った展開を想定。
時期は未定だが、両地域がタッグを組み、首都圏の消費者をターゲットにした「アジアへの輸出の登竜門」と位置付けている。

 フードバトルの舞台として、前橋側は横浜の高級住宅地に鮮度や食味など食のおいしさをPRする農産物直売所(アンテナショップ)を開設したい考え。
具体的には、商圏に高所得者の多いショッピングセンター「東急電鉄・あざみ野ガーデンズFarmdoあざみ野店」(開店予定10月3日)や、
「横浜都市みらい・サウスウッド港北マルシェ店」(同10月下旬)の方向で調整している。

 岩井代表は「利益を追求するため民間主導とし、官のバックアップが欲しい。
米沢市長ら十勝側の協力を得られれば、どちらの豚肉がおいしいかなどフードバトルを展開していきたい」と強調。
山本市長も「十勝と前橋の食べ物が、首都圏で競い合えるような関係をつくりたい」と話す。
帯広市産業連携室は「官主導ではないが、具体的提案を受けて考えたい」としている。

http://www.tokachi.co.jp/news/201307/20130703-0016025.php