【社会】「俺の時代は終わった」 大阪の常習ひったくり犯、引退を決意…出所後は仏門へ

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1きのこ記者φ ★
男性ばかりを狙ってひったくりを繰り返したとして3月に逮捕され、
今月実刑判決を受けた男が、大阪府警の捜査員に“引退”を宣言した。

理由は増設が進む防犯カメラ。昨年夏に出所後、東京進出も狙ったが、
街中に張り巡らされたカメラに圧倒され、結局、大阪に戻った。
その大阪でもカメラの映像が逮捕の決め手になり、観念した様子で「もう捜査についていけない。出所後は仏門に入る」
と語ったという。

大阪市西成区の無職の男(45)。常習累犯窃盗罪で起訴され、今月19日に懲役3年8月の判決を受けた。
府警などによると、20代のときから先輩にならってひったくりを始め、最近10年間でも3回は窃盗容疑で逮捕されている。
男は逮捕されるたびに検察側の証拠などを精査し、「なぜ逮捕されたのか」を自分なりに研究。
「警察官を見たら、その日はひったくりをしない」「犯行は1日1回に限る」などの法則を見いだしたという。

男は昨年夏の出所後まもなく、大阪でひったくりを再開。男性ばかりを狙ったのも
「男は簡単には倒れない。転んでけがをすれば、量刑の重い強盗致傷罪になる」という理由で、
自身の経験則の一つだったとみられる。

一方、常に府警にマークされているとの恐怖心からか、今年1月には東京進出を計画。
渋谷などの繁華街で下見を繰り返したが、大阪より圧倒的に多い警察官と街中に張り巡らされた防犯カメラを見て
「すぐに捕まってしまう」と判断、結局大阪に戻ったという。

その後も男性を狙った犯行を続けたが、3月に複数の現場での防犯カメラの映像が決め手となり、逮捕された。
調べに対し「捜査には敏感にやっていた。出所から1年もたたないのに、また捕まってしまった」とうなだれ、
「俺の時代は終わった」と引退を宣言したという。

http://news.livedoor.com/article/detail/7804766/