【社会】鹿児島県、全額公費で県職員など千人の上海研修計画 視察先の学校は夏休み 「ずさん」と批判相次ぐ

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1鉄火巻φ ★
視察先学校は夏休み 上海研修「ずさん」指摘、鹿児島県議会
2013年06月25日(最終更新 2013年06月25日 00時13分)

 搭乗率が低迷する中国東方航空鹿児島−上海線の維持策として、鹿児島県が県職員など千人を公費で
上海に研修派遣する事業で、同県議会は24日、集中審議に当たる連合審査会を開いた。
県側は教職員に関し、主に夏休みに派遣して現地の学校を視察すると説明したが、その一方で、
上海の学校も同時期は夏休みであることを明らかにした。県議からは「ずさんな計画」との批判が相次いだ。

 事業は教職員を含む県職員700人、民間300人を7月〜来年3月に3泊4日で派遣する計画。
1人約12万円の旅費は全額公費で賄う。総額1億1800万円の事業予算案を開会中の県議会に提案した。
当初はすべて県職員としていたが、県民の批判が相次ぎ、民間人にも参加してもらう案に修正。だが批判は収まらず、
県側はこの日の審査会で、搭乗率が回復すれば、県職員をさらに減らすこともあるとする再修正案を示した。

 審議で、県側は上海での視察先について「(選定の)具体的作業には入っていない」と説明。
教職員が夏休みに視察するとした上海の学校に関しては、「夏休み中だが先生は勤務し、意見交換はできる。
授業を見学したければ、補習中の学校もある」とした。旅行会社の選定は「(7月10日予定の第1陣出発に
間に合うかは)時間的に厳しいが、全力を尽くしたい」と答弁した。

=2013/06/25付 西日本新聞朝刊=
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/kagoshima/article/22318