【NHK】 中国とイギリスが通貨スワップ協定締結 「今後ヨーロッパの金融市場で人民元の存在感が徐々に高まっていきそうです」

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1わいせつ部隊所属φ ★
中国 英と通貨融通し合う協定
6月24日 5時51分

中国の中央銀行、中国人民銀行は、通貨・人民元の国際化の一環として、
イギリスの中央銀行との間で、必要な際に互いの通貨を融通し合う協定を結びました。

中国人民銀行は23日、イギリスの中央銀行イングランド銀行との間で、
必要な際に中国の通貨・人民元とイギリスのポンドを、互いに融通し合う通貨スワップ協定を結びました。

融通枠は、人民元が2000億人民元、ポンドが200億ポンドとし、
これにより金融危機などで外貨の確保が困難になった場合、例えばイングランド銀行は
日本円で最大およそ3兆円の人民元を中国側から借り受け、自国の金融機関に供給できるようになります。

中国人民銀行は、「今回の協定によってロンドンの人民元の市場の流動性はさらに高まり、
海外での人民元の利用を後押しすることになる」というコメントを出しました。

中国は、人民元が国際的に使われる通貨になるよう取り組みを進めており、
すでにシンガポールなどとの間で同じような通貨協定を結んでいますが、
ヨーロッパの主要国との協定の締結は初めてです。
さらに単一通貨ユーロを採用しているフランスも、中国との間で協定の締結を検討しているとされており、
今後ヨーロッパの金融市場で人民元の存在感が徐々に高まっていきそうです。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130624/t10015523241000.html