【社会】徳島の特養、死亡者の預貯金引き出し供養費払う 一部は特養に寄付として還流

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1おばさんと呼ばれた日φ ★
徳島県松茂町の特別養護老人ホーム「和光園」が、死亡した入所者3人の預貯金を勝手に引き出し、3人を納骨した
寺に永代供養費として計約850万円を支払っていたことがわかった。そのうち約200万円は、寺から同園へ寄付として
流れていた。徳島県は同園に対し、財産処分が不適切として改善を勧告した。

県や同園によると、同園は昨年8月〜今年1月に亡くなった入所女性3人について、相続人の有無を確認せずに、
預貯金の全額を引き出し、葬儀費用などを差し引いた計約850万円を町内の寺に渡していた。

同園に対し、3人は入所時に「身よりがない」と申告していたという。通常、死亡した入所者の財産については施設側が
市町村を通じて相続人がいないかを確認するが、いない場合、故人の財産は国に納める義務がある。同園はこうした
手続きをしていなかった。

2月に県に情報提供があって発覚。3人に相続人がいるかは分かっていないという。同園はこれまでも慣例として
同様に故人の預貯金を引き出していた。

同園の三木瑞義事務長は読売新聞の取材に対し、「入所時の申告に基づいて相続人がないと判断した。
制度に関する知識不足があった」と話し、寄付を受けた約200万円については「寺側から『他の入所者のために
使って下さい』と言われた」と説明している。

ソース
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130623-OYT1T00227.htm