【ブラック企業】日本共産党の田村議員、参議員厚生労働委員会でワタミを追及「厚労省として指導が必要だと思います」

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 6月18日に行われた参議員厚生労働委員会で日本共産党の田村智子参議院議員(47)が、「長時間労働と
ワタミ問題に関する」質疑を行い、ネットで注目を集めている。

 田村氏は、国連社会規約委員会が日本の労働時間について、相当数の労働者が著しい長時間労働に従事し続けていることを
懸念していることを指摘。また、実際に埼玉県では4割で労基法違反を確認、東京都では2割で月80時間超の残業、
3割で不払い残業が確認されていることを説明。

 こうした長時間労働については、時間外は月45時間、年間では360時間を超えないものとしなければならないとの
大臣告示が出ており、田村氏は「この360時間の年間時間外労働を超えた場合、厚労省はどのような指導をされるんでしょうか」と質問。
この質問に中野労働基準局長は「指導文書を交付し再提出を促すなど、限度時間を遵守するよう、指導している」と回答している。

 また田村氏は現在、「ブラック企業」が話題となっていることに触れ、居酒屋チェーンのワタミの具体例を紹介。
「ブラック企業」との指摘を受け、ワタミの創業者渡邉美樹会長が自身の公式ホームページで「ワタミはブラック企業ではない」とし
「時間外労働は、月平均45時間までと決め、昨年は月平均38.1時間だから問題ない」と綴っていることを説明していた。

 このことについて田村氏は「大臣告示っていうのは、平均45時間じゃないですよ。上限月45時間(を)超えちゃいけないって
言ってるわけです。で、月38時間だったら、これ、12倍するとですね、年間456時間ですよ。大臣告示を100時間近く上回る」と指摘。
「厚労省として指導が必要だと思いますが、いかがでしょうか」と追及した。

ソース:http://yukan-news.ameba.jp/20130621-425/