○馬産地の先進技術韓国に 生産者ら25人 日高で研修 「工夫し学ぶ姿勢、印象的」
サラブレッド生産の先進地で技術を学ぼうと、韓国の軽種馬生産者らでつくる団体が
17日から日高管内などを研修で訪れた。日高軽種馬農協静内支所(新ひだか町
静内神森)を会場に、生産技術や管理方法について専門家の指導を受けるなど、
馬産地で技術の習得に励み、帰国した。
韓国の軽種馬生産の中心地、済州島にある韓国競走馬生産協会と本土の韓国内陸
生産者協会が、団体として初めて取り組んだ。研修には両協会員や調教師、獣医師ら
計25人が参加した。
韓国の競馬は現在、ソウル競馬場、済州競馬場、釜山慶南競馬場で開催。競走馬は
年間約1600頭を生産しており、ソウルなど都市部を中心に、競馬熱が広がっているという。
17日に日高入りした一行は、18日には、新冠町の大手牧場・ビッグレッドファームで
研修。スタッフから馬体へのブラシ掛けや馬の引き方など、具体的な管理方法を学んだ。
19日は同支所で、新ひだか町内の軽種馬商社ムラヤマ・ブラッドストックの村山卓也
代表や日本中央競馬会(JRA)の職員らから、日本の軽種馬を取り巻く現状や病気
への対処法、育成方法などについて指導を受けた。
済州島で牧場を経営する金慶泰さんは「大変、勉強になった。視察先の職員が常に
工夫し学ぶ姿勢だったことが印象に残った」と話していた。
一行は20日に胆振管内安平町の社台スタリオンステーションなどを視察し帰国した。
□ソース:北海道新聞
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki/474968.html