20〜40代を中心に、美容に関心を持つ男性=“綺麗男(キレオ)”が増えているという。
身だしなみの一環という枠を超え、美白や永久脱毛、血液クレンジングや腸内洗浄にまで手を出す男性も。
メンズ美容の最前線を追った!
「2000年代前半には『シセイドウ メン』が販売を開始し、『アラミス ラボ シリーズ』なども含め、男性化粧品のプレステージブランドが人気に。
『LEON』創刊で、“モテ”や“ちょいワル”のブームも生まれ、『男性が見た目を気にしても恥ずかしくない』という空気が世の中に広まりました。
ただ、当時のブームはファッションが中心で、美容への関心はまだ表層的なものでした。
化粧品の成分まで気にするような人が増え始めたのは、ここ最近のことです」
なお、美容への意識が高い男性でも、日常的に使用するのは、化粧水、美容液、乳液、クリーム、UVケアといった、スキンケアアイテムの範囲まで。
その範囲を超えて、“メイクで目立つこと”はイヤな人が大半だそうだ。
「男性の美容は、基本的に“身だしなみを整える”“清潔さを保つ”までの範囲で十分なんです。
またそれは、人前に出る立場の人、美容への意識が高い人は、昔から人知れずやっていたことでもありました。
最近はその習慣がビジネスマン一般に広まりつつあり、男性でも『名刺交換のときに失礼がないように』と、
仕事の空き時間にネイルサロンに寄って、爪を整えるような人も増えています」
一方で近年は「整える」範囲を大幅に超えた、さまざまな若返りの美容法も一部で流行中だ。
「コラーゲンなどを生成する自身の線維芽細胞を培養して、
細胞を保管する会社に預けておき、再度自分に注入する若返り治療が最近は注目を集めています。
採取した血液にオゾンガスを注入・混和して、体内に戻す『血液クレンジング』を行うクリニックもありますね。
ただ、細胞の培養や保管などは、何十万円という費用が必要ですし、今はまだ『意識の高いセレブのみが行う美容法』というレベルだと思います」
http://nikkan-spa.jp/436259