岐阜県養老町の皆川雅子町議(72)(4期)が、自分の娘で、公金を着服したとして解雇された元嘱託職員(45)を
告訴しないよう大橋孝町長に頼んでいたことが17日、町議会の報告書でわかった。
報告書はさらに、2010年に娘の採用を町幹部に働きかけたとも指摘。事件発覚後の今年3月、
町議会は議員辞職を勧告したが、皆川町議は「体調不良」を理由に本会議を欠席している。
養老町は同月、元嘱託職員が勤務していた町斎場の施設使用料約100万円を着服したとして、
解雇するとともに業務上横領容疑で告訴した。着服総額は約1000万円とみられる。施設使用料の
明細書に不審点があるのを別の職員が見つけ、発覚した。
皆川町議は議長経験もあるベテラン。町が元嘱託職員の告訴準備を進めていた今年2月4日、
町長室で大橋町長に対し、「突然告訴と言われても困る。穏便にお願いしたい」と求めたとしている。
大橋町長は拒否したという。
ソース
読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130618-OYT1T00176.htm?from=main6