みんなの党が17日、参院選の選挙公約「アジェンダ2013」を発表した。電力、農業、医療の
3分野を「既得権三兄弟」と位置づけ、規制改革を前面に押し出す。憲法改正の手続きを定める96条
については「手続きの簡略化を進め、決議要件を緩和」と明記する。
渡辺喜美代表は記者会見で「しがらみのない政党なので、自民党の聖域にも切り込む」と語った。
電力では「2020年代の原発ゼロを実現する」と掲げる。農業は減反政策を段階的に廃止。
「株式会社の農業参入を原則自由化し、農地の所有も認める」と自由化を推し進める。
医療は、混合診療を全面的に解禁し、「マイナンバー制度を活用した医療情報データベースの構築で、
機動的な医療政策」を目指すとした。また、国会議員の定数を衆院300人、参院100人に削減し、
給与3割、ボーナス5割を即時にカットする。
▽朝日新聞
http://www.asahi.com/politics/update/0617/TKY201306170331.html