福島瑞穂氏を国会に証人喚問せよ
池田信夫2013年06月17日 10:56
きのうの橋下徹氏とのやりとりについて、ちょっと補足。彼がツイッターで
池田さんは慰安婦問題について大きく主張を変えられたようですね。[…]
先日のテレビ大阪たかじんNOマネーでは、強制連行の有無だけが問題で、
慰安婦の利用は許されないことだと主張されていました。
と書いたのは誤解である。私は「慰安婦の利用が許されない」と言ったのではなく、
それが「必要だった」という発言は、日本軍の行為を肯定するような誤解をまねく、と言ったのだ。
日本政府は、慰安所の運営については一定の責任を認めている。
軍が慰安婦に関与したかどうかについては、政府は「民間の商行為で政府は関与していない」という立場だったが、
朝日新聞の報道を受けて1992年の加藤官房長官談話で
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慰安所の設置、慰安婦の募集に当たる者の取締り、慰安施設の築造・増強、慰安所の経営・監督、
慰安所・慰安婦の街生管理、慰安所関係者への身分証明書等の発給等につき、政府の関与があった。
[・・・]いわゆる従軍慰安婦として筆舌に尽くし難い辛苦をなめられた全ての方々に対し、
改めて衷心よりお詫びと反省の気持ちを申し上げたい。
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という見解を発表し、「女性の人権」については道義的責任を認めた。
この点では「政府が関与した」という朝日の報道は正しかったのだが、その記事に書かれていた「強制連行」が問題になった。
これについては日韓で調査が行なわれ、民間の人身売買の証拠はあるが、軍による強制連行の物的証拠は何も出ていない。
(つづく)
http://blogos.com/article/64409/