【大阪】相次ぐ大阪府警の不祥事 証拠品捏造、虚偽調書作成 現場が「処分」のにおいをかぎ取り、隠蔽に走る

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相次ぐ大阪府警不祥事、生かされぬ教訓

波風が立つのを恐れ、必要のない嘘をつく。それを隠すため、さらに嘘を重ねる…。
大阪府警堺署で相次いで発覚した証拠品捏造(ねつぞう)と虚偽調書作成問題は、
過去の教訓がまったく生かされず、組織全体に「警察改革」の精神が浸透しない実態を浮き彫りにしている。

現場が「処分」のにおいをかぎ取り、隠蔽(いんぺい)に走る構図は、
府警福島署で昨年3月に明るみに出た証拠捏造事件と同じだ。
証拠品のたばこの吸い殻がなくなっているのに気づいた元刑事課長(退職)らは、
代わりの吸い殻を証拠品の保管庫に紛れ込ませた。

そもそも紛失したのは元刑事課長ではなく、自身の管理上の落ち度はない。
だが、折り合いの悪い当時の副署長に叱責されることを恐れ、しなくてもいい不正に手を染めた。

今回の堺署の元警部補による注射器捏造も、
そもそも元警部補が赴任後の点検で紛失していると思い込んだ勘違いに端を発している。
自らが紛失したのではないにもかかわらず、上司に報告せず、
一足飛びに捏造に至るところに組織の風通しの悪さが透けてみえる。

堺署の虚偽調書作成問題でも、現場の巡査長らが容疑者の保護室収容を決めたことは、
緊急時の対処として法的に認められている。ところが上司の警部補が「処分される」と過剰反応し、
少しでも「マニュアル」に近い形にしようと調書の内容を変更させた。

府警は昨年、組織を挙げて証拠品の一斉点検と管理適正化に取り組み、
ずさんな事件処理をした警察官を虚偽公文書作成容疑などで次々と書類送検。
しかし、過去のうみを出し切れていなかった。

msn産経ニュースwest 2013.6.11 12:29
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/130611/waf13061112310029-n1.htm