歴史認識・脱原発・立憲主義の「三本の矢」。安倍政権とのたたかいの最前線にいます。
2013年6月10日更新
初当選から一七年、こんな政治状況は初めてです。「右傾化」なんて生易しい事態ではありません。
かつてローマ帝国が滅んだように「詭弁家」に扇動され、日本社会が蝕まれ崩壊していくような危機感で胸が潰れそうになりながら、
国会論戦を続けています。
「権力者が国民から憲法を奪う」
九六条改正
まず、憲法です。
安倍総理と橋下大阪市長は、改憲の手続きを定めた「九六条の改正」を「夏の参議院選挙の争点にする」と主張しています。
改憲の発議要件のハードルを下げて衆参各院の総議員の三分の二から二分の一にしようというのです。
他の政党では、争点化にする動きはありませんが、この二人がアツくなっている。
彼らが二分の一に固執する理由は、これを憲法本体、九条などの改正への突破口にしたいからにほかなりません。
そんな自分の思いがなかなか達成できないから、それが実現しやすくなるように、まず、「ルール」を変えてしまえと言い出したのです。
そこに、「人気者」の橋下さんが賛同したものだから、その力も利用して、なりふりかまわず突き進もうとしています。
これは、スポーツの世界でいえば、試合になかなか勝てないから、自分が有利になるようにルールを変えてしまえ、
と言っているに等しい。どんな世界でもそんなことをしたら「ズルイ」「卑怯だ」という声が飛んできます。それは、道理に反するからです。
安倍総理は「こどもの道徳教育が大事」とおっしゃっています。
そうであるのなら、今のルールで、正々堂々と自分の主張を実現する努力をするべきです。
憲法とは何でしょう。国民が守らなければならない最高のルールだ、と勘違いしている人が多いのには驚きます。
実は、その正反対で、国民が権力者に守らせる規範であり、権力者が守らなければならない最高のルールなのです。
国民もこの認識を深めるべきです。
(続く)
http://www.kiyomi.gr.jp/blogs/2013/06/10-965.html 前スレ(★1: 2013/06/10(月) 15:42:47.38)
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