【社会】保護された翌日が父親の通夜だった…ホームレス男性が説得され帰郷

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東京都内で路上生活を送り、家族と長年音信不通だった青森市出身の50代の男性が4月、
警視庁四谷署に保護され、署員の説得で帰郷して父親の葬儀に出席した。

四谷署によると、4月8日午後2時半ごろ、新宿区の花園神社にいた男性に、
パトロール中の20代の男性巡査長が職務質問。男性は「20年前に上京し、
仕事を辞めてからは青森の家族と連絡を取っていない」と説明した。

氏名などから青森県警に行方不明者届が出ていることが分かり、
署員が親族に連絡すると「5日に男性の父親が亡くなり、
お通夜が9日にある。帰ってくるよう説得してほしい」と依頼された。

男性は当初、「長く連絡していないから」と帰郷を拒んだが、巡査長らが
「お父さんの顔を見られるのは(火葬前の)今しかない」と説得。
その日夕方の新幹線で実家に帰り、告別式では喪主の母親に代わって
あいさつしたという。母親と暮らすようになり、求職活動も始める予定だ。

四谷署の米次孝副署長は「男性が青森に帰れるように
お父さんが導いてくれたのではないか」と話している。

ソース:スポニチ Sponichi Annex
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2013/06/06/kiji/K20130606005953660.html
画像:青森県出身の50代の男性が保護された花園神社
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2013/06/06/jpeg/G20130606005954830_view.jpg