米貿易委 アップルがサムスンの特許侵害
6月5日 8時33分
アメリカのアップルがスマートフォンなどに使用している通信技術について、
韓国のサムスン電子が特許を侵害されたと訴えていた問題で、
アメリカの行政機関、ITC=国際貿易委員会は4日、アップルがサムスンの特許1件を侵害したと認め、
一部の旧型モデルのアメリカへの輸入やアメリカでの販売を禁止する命令を出しました。
この問題は、アップルがスマートフォンやタブレット端末などに使用している通信技術について、
サムスンが4件の特許を侵害されたとして、アメリカでの販売禁止を求めて、
おととし6月、アメリカの行政機関ITC=国際貿易委員会に訴えていたものです。
ITCは4日、アップルがサムスンの特許1件を侵害したと認め、
大手通信会社AT&T向けのスマートフォン、iPhone4などアップルの一部の旧型モデルについて、
アメリカへの輸入や販売を禁止する命令を出しました。
この決定については、アメリカ政府が今後、60日以内に決定内容を審査し、
最終的にオバマ大統領が拒否権を行使することもできます。
これについて、アメリカメディアは、特許侵害と認定されたアップルの商品が、
最終的にアメリカで販売できなくなっても、旧型で需要も少ないとみられることから、
アップルの経営に与える影響は限定的だという見方を示しています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130605/t10015078061000.html