民主党の野田佳彦前首相は2日、千葉市内で講演し、首相当時に「チョコレートクッキー」を使って
オバマ米大統領と親密な関係を築こうとした逸話を披露した。
野田氏は首相就任から2カ月余り後の2011年11月に、ハワイでオバマ氏と首脳会談に臨んだ。
「本格的な話をする前に一対一の個人的関係をつくろう」と考えて調べるうちに、オバマ氏が少年時代、
親友の母親が作るチョコレートクッキーが好きだったことを知って、
その母親を探し出してクッキーを作ってもらったという。「会談前に渡すと、ものすごくうれしそうな顔をした。
外交とは結構気を使う」と述べた。
野田氏は、安倍晋三首相が民主党政権を「外交敗北」と批判していることについて「冗談じゃない。
歴史問題などで逆に日米関係は厳しくなっている」と反論。「日米関係は前向きにうまい方向にいっていた。
むしろ、安倍首相らには反省して欲しい。
超国家主義みたいな人たちの大衆に迎合しようとする軽口みたいな発言は国益を損ねる」と批判した。
ソース 朝日新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130602-00000036-asahi-pol