【調査】日本が世界一の債権国、２２年連続　中国は最大の日本国債保有国―中国報道

輸出が落ち込む中、最近発表された２０１２年統計データから、日本は２２年連続して世界一の債権国の座を維持していることが分かった。
中国も相変わらず日本国債の最大の海外保有国となっている。Ｗａｌｌｓｔｒｅｅｔｃｎ．ｃｏｍが伝えた。

日本財務省によれば、２０１２年、日本の海外純資産は前年比で１２％増の２９６兆３２００億円と、０９年の２６８兆円を超えた。
海外純資産ランキングでは、日本に次ぐのが中国（中国本土と香港、海外純資産は計２１３兆６６００億円）、
ドイツ（約１２１兆９０００億円）だった。日本が保有する海外純資産は１２年末時点で６６１兆９０００億円と、１１年末時点と比べ、
１３．８％増えた。このうち外国証券の保有額は３０５兆１１００億円で、うち８０％が確定利付証券、残りは株式だ。
日本の外貨準備高は８兆９５００億円増の１０９兆４６００億円に達した。海外直接投資は８９兆８１００億円だった。

だがアナリストは、「債権国ランキングで日本が他国をリードしている状況は今後、揺れ動く可能性がある。
輸出の低迷と輸入コスト急増のため、日本の貿易赤字は大幅に膨らんできた」と指摘している。
三菱ＵＦＪモルガン・スタンレー証券の中沢剛アナリストはダウジョーンズに対して、
「為替相場の変動を通じて一時的な刺激を実現するしかない。日本が主要債権国という地位を維持し続けるかどうかは、
日本の経済競争力とエネルギー消費パターンによって決まる」と語った。

（翻訳　劉英／編集翻訳　恩田有紀）XINHUA.JP 5月30日(木)20時2分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130530-00000043-xinhua-cn
（続）