【社会】石川の猟友会、許可得ず「熊の胆」を有料配布…1グラム2700円[5/24]

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 薬事法で一般への販売には自治体の許可が必要な「熊の胆い」を、
許可を受けていない石川県猟友会金沢支部が支部会員に有料配布していたことが20日、分かった。

 県は、支部内の配布は「一般への販売にはあたらず違法性はない」との見解だが、
同支部は「誤解を受けかねない」として会員への配布を取りやめることにした。

 「熊の胆」は、クマの胆のうを乾燥させたもの。
胃腸薬などとして珍重されている。
同支部によると、製造した熊の胆は、支部内の希望者に1グラム2700円で販売していた。

 県によると、熊の胆は1971年に「医薬品」に定められ、
自家消費や医薬品メーカーへの販売を除き、一般への製造・販売には自治体の許可が必要となった。
無許可の製造・販売には罰則もある。
製造は県、販売は金沢市が許認可権を持つ。

 20日に県と同市が行った聞き取り調査に対し、
同支部は「薬事法の規定は知っており、一般への販売はしたことがない」と説明。
今後の配布をやめ、医薬品メーカーなどに販売する方針を伝えたという。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130521-OYT1T00508.htm