東京電力女性社員殺害事件で再審無罪となったネパール人、ゴビンダ・プラサド・マイナリさん(46)が
22日、獄中にいた当時の日記をまとめたネパール語の著書「罠わなにかけられた15年」を同国内で出版した。
カトマンズで開いた記者会見でマイナリさんは、「刑務所にいる時から本にしたいと思っていた。
たくさんの人に読んでほしい」と話した。
著書には、刑務所暮らしを書き留めたノート13冊の内容に加え、家族からの手紙も盛り込んだ。
「まずい食事は見たくもない。でも食べなきゃ。のみ込んだ」
「妻からの手紙が3日で没収される。大切なものだから書き写さないと」――などと、当時の切実な思いを詳細につづっている。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130522-OYT1T01418.htm