【PC遠隔操作】雲取山から記録媒体発見 江の島のネコの首輪のものとほぼ同じ

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遠隔操作ウイルス事件で、東京都奥多摩町の雲取山の山中から、
真犯人を名乗る人物が今年1月のメールで「埋めた」と示唆していたメッセージ入りの記録媒体が見つかったことが21日、
捜査関係者への取材で分かった。IT関連会社社員、片山祐輔容疑者(31)=威力業務妨害容疑で再逮捕=の車が昨年11月、
雲取山周辺を走行していたことが確認されており、警視庁などの合同捜査本部は、片山容疑者が真犯人で記録媒体を埋めたとみて解析を進める。

 捜査関係者によると、雲取山で発見された記録媒体には、神奈川県藤沢市の江の島の猫の首輪から見つかった記録媒体とほぼ同じ内容が記録されているといい、
真犯人のメッセージやウイルスのデータなど「秘密の暴露」が多数含まれているとみられる。

 真犯人は今年1月1日に産経新聞記者などに送ったメールで、雲取山の山頂付近にメッセージ入りの記録媒体を埋めたと示唆。
現場の写真なども添付されていたが、合同捜査本部は記録媒体を発見できず、写真がネット上から引用された形跡があったことなどから、
真犯人が捜査攪乱を狙った疑いが浮上していた。

 その後、片山容疑者の車が昨年11月、雲取山周辺を走行していたことが判明。合同捜査本部が今月中旬に改めて現場周辺を捜索したところ、
メールに添付された写真と同じ形状の記録媒体が見つかったという。

 真犯人は今年1月5日のメールで、「私が埋めたのものは拾われたか飛ばされた。オオカミ少年のように思われるのは不本意」として、
江の島の猫に別の記録媒体をつけたと説明。この記録媒体には「以前事件に巻き込まれたせいで、
無実にもかかわらず人生の大幅な軌道修正をさせられた」などと動機とみられるメッセージが残されていた。

産経新聞 5月21日(火)12時11分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130521-00000544-san-soci