【参院選】千葉の新人・中田氏、維新に転出 みんなの党に資金返さず、しかも選挙協力まで求める

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 日本維新の会が今夏の参院選千葉選挙区(改選数3)に擁立を決定した新人で医師の中田敏博氏(44)が、
昨年秋ごろに除籍されたみんなの党から受け取った活動資金を返還していないことが分かった。
資金には政党交付金が含まれていることから、みんなの党関係者は「みんなの党に充てられた税金であり、返還が筋だ」と批判している。

 旧日本軍の従軍慰安婦に関する橋下徹・維新共同代表(大阪市長)の発言をきっかけに溝が深まっている両党だが、
政治資金を巡ってもトラブルが浮上した形だ。中田氏は毎日新聞の取材に「法的に返還義務があるかなどを精査し、
みんな側から請求があれば検討したい」としている。

 中田氏は2010年11月、みんなの衆院選千葉2区の公認候補となる同党千葉県第2区支部長に就任。同支部の10、
11年の政治資金収支報告書によると、党本部から計900万円の活動資金を受領した。だが、
衆院選約1カ月前の12年11月に維新の公認候補に転出し、みんなを除籍された。落選後も活動資金を返還していないという。

 参院選を控え、維新は当初、千葉選挙区に前我孫子(あびこ)市議を擁立する方針だったが、
5月15日になって「本人の準備不足」を理由に撤回。同17日に中田氏に差し替えを決めた。

 中田氏は20日の記者会見で、今後もみんなに選挙協力を求めていく意向を表明。
一方、みんなは千葉で独自候補を立てる方向だ。【田中裕之】

毎日新聞 5月21日(火)2時32分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130521-00000008-mai-pol