【台北時事】台湾の漁船がフィリピンの沿岸警備隊の銃撃を受け、船員1人が死亡した事件で、台湾の馬英九政権は15日、
フィリピンのアキノ大統領による謝罪を拒否し、労働者の新規受け入れ凍結や駐フィリピン代表(大使に相当)召還に次ぐ
第2弾の制裁を発動したと発表した。フィリピンへの渡航自粛勧告のほか、経済や高官交流の中止に踏み切る。
馬政権はさらに、フィリピン領海近くの南方海域で16日、軍と海岸巡防署(海上保安庁に相当)による大規模合同軍事演習を行う。
演習には艦船や巡視船、戦闘機も参加する。馬政権は高まる反フィリピン世論を背景に態度を硬化させており、
事態収拾は一段と遠のいた格好だ。
時事通信 5月15日(水)21時14分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130515-00000195-jij-cn