朝日新聞2012年7月19日(木)朝刊「声」欄より
http://www.asahi.com/news/intro/TKY201207180508.html?id1=2&id2=cabcahbj オスプレイは横田に配備せよ
無職 後藤 茂昭(名古屋市昭和区 68)
日米安保条約の実態をこれほど露骨に表す事態は珍しい。米軍の輸送機オスプレイの件だ。
米国に配備を通告されたら異議も唱えられず、ただ国民に押しつけるだけ。
これでは外相、防衛相、そして首相は米国の使い走りでしかない。
東京地方の方には誠に申し訳ないが、どうしても拒絶できないなら、
オスプレイは横田基地へ配備すべきだ。
そうすれば、沖縄の人たちに一方的に押し付けてきた負担を本土、特に首都圏の住民も分かち合うことができる。
また、関東上空は事実上、米軍の管制下にあるから、国会上空でオスプレイを使った訓練も可能だ。
オスプレイを沖縄に押し付け、さらに本土各地での訓練を通告しようとしている
野田佳彦首相をはじめとする政府関係者や国会議員は、その爆音と危険の下で、
自分たちが沖縄の人たちに強制していることを実感できるはずだ。
何より、マスコミも含めた首都圏の住民の反対運動は、
沖縄配備の場合とは比較にならないほど大規模なものになるだろう。
そうなれば、安保闘争の終結以降、安全保障問題に鈍感になった国民の目を覚ますことができるのではないだろうか。
後藤茂昭
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