民主党は11日、「公開大反省会」を東京都内で開き、菅直人元首相らが政権運営時の失敗などをめぐって
若者と意見交換した。菅氏は、首相だった10年参院選で消費増税を打ち出したことについて
「もう少しうまいやり方があったとの反省はある。多くの仲間を失う結果になり、まずかった」と振り返り、
「もう一回(政権を)やるとしても首相はやりたくない」と語った。
党が一般から募集した30歳以下の約500人が参加した。若い世代との対話を通じて党再生に向けた足がかりを築く狙いがある
インターネットによる選挙運動解禁をにらんでネット中継も行った。
反省会には枝野幸男元官房長官、長妻昭元厚生労働相も出席し、枝野氏は民主党政権の失敗について
「マニフェストの精査が足りず、結果的にうそつきとの批判を受けた。(政権の)準備が十分でなかったことが最大の反省だ」。
長妻氏は「『官僚お任せ政権』になったと見られたことも失望を買った大きな理由だ」と語った。
一方、会場からは「反省会ではなく、言い訳を聞く会になっている」との不満も出た。
http://mainichi.jp/select/news/20130512k0000m010066000c.html