競売にかけられた東京都千代田区の在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)中央本部を、
約45億円で落札した宗教法人「最福寺」(鹿児島市)に資金調達の壁が立ちはだかっている。
金融機関や商社との融資交渉がすでに4回も決裂、いまだ支払いのめどは立っていない。
同寺の池口恵観(えかん)法主(ほっす)(76)は産経新聞の取材に
「針の穴ほどでも日朝間のつながりを残しておきたい」と説明、
総連への再貸し出しにも前向きな姿勢を崩していないが、東京地裁への代金納付期限が10日に迫る中、
再入札も現実味を帯びてきた。周辺関係者は連休返上で金策に奔走するという。
“国の圧力”
池口氏や関係者によると、当初の事業計画では中央本部と別院の土地、建物を担保に、
大手銀行から融資を受けることになっていた。だが土壇場で突然破談になり、
その後に依頼した商社や別の金融機関にも相次いで断られたという。
「いずれも融資実行の直前まで話がまとまっていたのにダメになった。
『最福寺に貸すな』という国側からの圧力があるのではないか」と周辺関係者。
現在、計画に賛同してくれている企業2社と詰めの協議を進めている。
「こちらの思いは分かってくれている。後は決断してくれるかどうかだ」と望みを託す。
msn産経ニュースwest 2013.5.5 10:22
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/130505/waf13050510270003-n1.htm >>2以降へ続きます。