【国際】 イタリア初の黒人閣僚に差別発言、当局が捜査

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1影の軍団子三兄弟ρ ★
イタリアのレッタ新政権が「同国初の黒人閣僚」としてアフリカ系移民の女性眼科医セシル・ケンゲ氏(48)を
移民問題担当相に任命したことを巡り、右翼団体などから人種差別的な中傷が相次ぎ、関係当局が捜査に乗り出す事態になっている。

歴史的に長らく移民を海外に送り出してきた同国で、外国からの移民の受け入れをめぐる
社会の意識が立ち遅れている実情を浮き彫りにした格好だ。

ケンゲ氏はコンゴ民主共和国出身で、19歳でイタリアに移住。イタリア人男性と結婚し、
先の総選挙で中道左派の民主党から下院に初当選していた。

一方、同国の右派系ウェブサイトはケンゲ氏を「コンゴの猿」などと中傷。
移民に批判的な中道右派第2政党「北部同盟」のマリオ・ボルゲツィオ欧州議会議員も30日、
ラジオ番組で同氏を念頭に「(アフリカは)優れた遺伝子を作れない」と述べた。

新政権は1日、「民族憎悪の扇動」を禁じた法律違反の疑いで右派系サイトの捜査を命じた。
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20130503-OYT1T00471.htm
http://www.yomiuri.co.jp/photo/20130503-056806-1-N.jpg