大阪市で、入れ墨を入れた職員の処分問題が世間を賑わせたことはまだ記憶に新しいが、
ニューヨークのある不動産会社は、会社のロゴを
身体に彫った社員の給料を15パーセント上乗せするという。
驚くべきことにこれは会社の発案ではない。ある日社員の1人がRapid Realtyの
オーナー、アンソニー・ローリー氏に「やあアンソニー、今から会社のロゴを
身体に彫るところさ」と電話をしてきた。ローリー氏は入れ墨ショップに赴き
「すごいじゃないか。何を報酬にしようか?」と話した。この会話が発端となり、
現在までに800名社員のうち40名が、身体のどこか(場所や大きさは自由ということ)に
会社のロゴを永久的に彫り入れ、15パーセントのボーナスをエンジョイしている。
「同じ量の仕事をしながら給料がアップするのよ。彫らずにいたら、それは
お金を捨てるようなもの」と、つい2週間前に身体にインクを入れたステファニー・バリーさんは取材に応えている。
ただお金だけが理由ではないと語る社員もいる。「日々の仕事を楽しくさせ、
会社にやる気を見せる良い機会」と答える者や、「妻は少し心配をしたが、
これが自分の思いつくベストな方法だった」という人も。ちなみにローリー氏自身は
まだ入れ墨を入れておらず、「いずれそのうちに」ということだ。
最近になり、入れ墨ショップの前でロゴ入り社員たちと撮影した写真が
Facebookに投稿された。“彼らは歩く広告塔!”のコメントが添えられている。
http://irorio.jp/yuukashimoda/20130502/56919/